スーパーや飲食店で農作物を栽培する、B2B型屋内農業ソリューション「Infarm」
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独スーパーマーケットチェーン「METRO」や「EDEKA」らと提携し、スーパーの店舗や飲食店の厨房など、現時点で、ベルリン市内50カ所以上に導入されている。
・スーパーの店舗や飲食店で農作物を1年中栽培
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2平方メートルで1ヶ月あたり最大1200の植物を収穫でき、モジュール式なので、スペースのサイズに応じて自由に拡張することも可能だ。
「Infarm」では、2018年2月、英ロンドンのベンチャーキャピタル「Balderton Capital」らから2500万ドル(約26億5000万円)の資金調達に成功し、2018年内には、ドイツ国内の他都市に加え、パリ、ロンドン、コペンハーゲンにも展開していきたい方針だという。
・B2Bに特化した屋内農場ソリューション
ストックホルムで高層ビルで建設中の「CityFarm」や米フィラデルフィアの自給自足型屋内農場「Metropolis Farms」など、大規模な屋内農場が世界各地に広がりつつある一方で、「Infarm」は、B2B市場に特化し、限られたスペースにも設置できる屋内農場ソリューションであるのが特徴。
消費者がスーパーに設置されている“屋内農場”で自ら農作物を収穫し、購入できる、究極の“地産地消”を実現している点が秀逸だ。(文 松岡由希子)
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ウェブサイト: https://techable.jp/
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