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【Interview】医師の思考回路をシミュレート!AI時代をリードする次世代医療支援サービス「問診ナビ®」に密着

電子カルテにレセプトコンピューター、画像データのファイリング……。今や医療とITは、切っても切れない関係にある。しかし、これだけ多くの作業を、デジタル化しているにも関わらず、現場の整備にはまだまだ追いついていない。医師の仕事は依然として減らず、日を追うごとに忙しさは増していくばかりだ。

そうした過酷な医療現場をサポートするために開発されたのが、「問診ナビ®」だ。医師に代わってタブレットが患者の症状を自動収集し、電子カルテに展開。経験あるドクターの問診ノウハウを搭載しているため、各症状に合わせた思考回路のシミュレートが可能だ。リリースは、今年の1月。医療提供側の負担を軽減する新サービスとして、早くも注目を集めている。

提供元は、2015年設立のメトロネット。代表取締役の福田 哲夫(ふくだ てつお)氏が、取材に応じてくれた。

・診療のあらゆるパターンをシミュレートしてアルゴリズム化

Q1:まずは、このようなサービスを提供するに至ったきっかけから、お聞かせください。

現場の医師の負荷を少しでも減らすことと、それを補ってあまりある、医療の質の向上のためです。「IT技術を使って、診療の現場に貢献したい」という弊社の理念の下、実際の現場の医師のニーズと、解決のためのアイディアに基づき、弊社と筑波大学との産学連携で、共同研究を行いました。その結果、現在のサービスをリリースした次第です。

実際に利用しているお客さまからは、「電子カルテ入力の負荷軽減のメリットが最も大きい」という声を頂戴しています。限られた時間の中で、診療から電子カルテの記録、検査処置まで、何もかもこなさなければならない医師の負担は、相当なものです。その負荷を少しでも減らしながら、診療の効率を上げることができれば、と考えてサービスを展開しております。

Q2:最近は、ITを活用した診療サービスが、多くリリースされています。その中で差別化となるポイントは、どんなところでしょうか。「問診ナビ®」ならではの特長と併せて、教えてください。

「問診ナビ®」の最大の特長は、「臨床推論アルゴリズム」を搭載していることです。通常医師が患者を診療する際、自分の知識や経験に基づき、病名を想定しながら、確認作業としての問診を行います。このプロセスのあらゆるパターンをシミュレートして、アルゴリズム化しているところは、他のサービスにはないものです。

このアルゴリズムは、年齢層ごとに小児6段階、成人、高齢者にカテゴライズされ、きめ細かい質問フローとなっています。問診結果は、医師が電子カルテに入力する内容と、ほぼ同等のものになっております。従って、そのまま電子カルテに連携させれば、入力の手間を大幅に減らすことができます。また、他社サービスにはないトリアージ、外国語対応、ガイダンスといった機能も備えております。

・外国語にも対応

Q3:本サービスを利用することで、ユーザーにはどのようなメリットがもたらされるのでしょうか。

現在、想定しているユーザーは医療施設ですが、大きく分ければ、次のようなメリットが考えられます。

まず、時間の短縮です。医師および医療スタッフの負荷軽減と、効率化を実現します。次に、医療の質の向上。症状聞き漏らしを削減し、医師のコミュニケーション時間を確保します。3番目は、医師不在時における、適切な対応方針の決定支援。ここでは併せて、報告に必要な情報も提供します。外国人患者の対応もできますし、医療関係者や学生の症候学習支援も可能です。

Q4:今後の展開について、教えてください。

個人ユーザーへの展開(セルフメディケーション支援)と併せて、海外での展開も考えております。また、「問診ナビ®」と並行して、一般市販薬の選定支援ができる「OTCナビ」というサービスを、近々リリースする予定です。

医療機関(病院、クリニック)を対象に、初年度100か所、次年度200か所の導入計画を立てているという本サービス。来たるべき総合医療(プライマリ・ケア)時代に向けて、大きく羽ばたいてもらいたい。
(取材・文 乾 雅美)

問診ナビ®

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