日本の伝統芸能に新たな息吹を加える「光る折り紙」
![](https://getnews.jp/aimg/wauto/extimage.php?730e78bc539c2c6ecb36b3fc323a9b08/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F01%2Ftech180117origami1-300x225.jpg)
その折り紙に最先端テクノロジーを加え、新たな芸術表現を開拓しようというプロジェクトがある。
伝統と最新の融合。日本の折り紙は時とともに進化している。
・無機EL技術を折り紙に導入
![](https://getnews.jp/aimg/wauto/extimage.php?ef33f9732bba90ac13c338580a173b9f/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F01%2Ftech180117origami3-300x225.jpg)
蛍光材料の上に電極やフィルムを幾重にも重ねたもので、そこに電気を通す。するとその折り紙は発光するわけだが、肝心なのは「折り曲げることができる」という点だ。もちろん、ハサミで切ることも可能である。
だが、それだけをアピールしても一般層には受け入れられない。そこで切り絵作家の長屋明氏に協力を仰ぎ、「発光する切り絵」プロジェクトが始まった。
たとえば、仏像の切り絵を無機EL折り紙で制作する。その作品の電気を流すと、まさに後光を帯びた仏像が現れるというわけだ。
さて、「電気を流す」といっても折り紙に直接配線等をつなぐというわけではない。スマートフォンのワイヤレス充電器と同じ要領で、通電させた台座もしくは額縁の背面に折り紙を乗せれば発光する。両者が接触さえしていればいいという。そこから折り紙を切って加工することもできるそうだ。
・1点ものの切り絵作品も出展
![](https://getnews.jp/aimg/wauto/extimage.php?1d7a3d66068914081f8c6d5eb940216f/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F01%2Ftech180117origami2-300x225.jpg)
だが目玉は、長屋氏の手がけた光る切り絵である。こちらは折り鶴5羽とのセットで、16万円からの枠が出ている。
ただし、長屋氏の作品は量産が利くものではないため、どれも「1点もの」である。数量が本当に1点しかないのだ。じつを言うと、上記の16万円枠より安価なコースもあったのだが、そちらはすでに先約の出資者がついている。
まさに「早い者勝ち」の状態だ。
![Techable](https://px1img.getnews.jp/img/archives/2019/08/origin_Techable.jpg)
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。