
DJI Mavic Pro の後継モデルを連想させるような 2018 年注目の新型ドローンが米・シアトルに本社を置く Autel Robotics 社より発表されたました。その名も「EVO」です。Autel EVO はアームを本体に収納できるポータブル設計の GPS ドローンで、EVO には様々な注目ポイントがある中でも一番目を引くのが 4K @ 60fps の動画撮影に対応している点でしょうか。$1,000 未満の 4K 対応モデルは既にいくつか存在しますが、Autel EVO はなんと 60fps での撮影にも対応しているのです。

カメラには 3 軸のメカニカルジンバルが付き、イメージセンサーはハイエンドのデジタルカメラでしか見られない 1 型サイズを採用しています。このスペックだけでも Autel Evo でどんなに素晴らしい空撮が可能なのかを期待させてくれます。DJI Mavic Pro のようなフォルムを採用し、Autel 社のコーポレートカラーであるオレンジをボディカラーに採用した Autel EVO は飛行中の障害物や地面に対する機体の位置を視覚的に把握しホバリングを制御するビジョンセンサーを前面と下部だけでなく、後方にも配置しており、後方の障害物を検知することが可能です。後方への飛行や室内での飛行がさらに安定しそうです。Autel Evo は DJI Mavic Pro Platinum と同様に、公称 30 分のフライト時間を達成しており、長時間の空撮が楽しめます。もちろん GPS と GLONASS の GNSS システムにはデュアルで対応しており、追尾飛行やクイックショットなどの多彩なインテリジェントフライト機能をサポートしています。Autel EVO は DJI Mavic Pro を凌駕するスペックを備えながらも価格は $999 と少し安い点も魅力です。2016 年に発売された DJI Mavic Pro と比較するのはあまりフェアではありませんが、良い意味で言うと、EVO の登場はいかに Mavic Pro が当時としては優れた機体で真似たいものだったのかを物語る出来事と捉えることができます。他の注目点には送信機が挙げられます。Autel EVO の送信機には 3.3 インチの OLED パネルが装備されており、スマートフォン要らずで 720p の FPV ビデオを見たり、基本的なドローンの操縦が可能です。Android / iOS に対応したアプリを使用すると、ダイナミックトラッキング、オービット飛行、POI への自動フライト、ウェイポイントフライトなどの GPS を活用したオートパイロットを楽しむことができます。Source :
Autel Robotics
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