「これはマーベルへの挑戦状だ」ロシア発のスーパーヒーロー映画はテーマ曲も壮大すぎる!
「まさにロシア版『X-MEN』!」、「マーベルへの挑戦状だ!」など、世界各国で話題騒然のロシア発のスーパーヒーロー映画が誕生。『クライム・スピード』(14)のサリク・アンドレアシアン監督最新作『ガーディアンズ』が、2018年1月20日(土)より公開となります。
【ストーリー】
冷戦下のソヴィエト。違法な遺伝子操作により特殊能力を持つ兵士を生み出す組織“パトリオット”による禁断の秘密計画が進行し、多くの超人部隊が生み出される。しかしその一員だった科学者クラトフの裏切りにより、研究所は爆破されてしまった。50年後、自らも強大な力を持つ超人となったクラトフがロシアを破壊しようとした時、パトリオットは各地に散ったかつての超人達を見つけ出し、国家の危機を防ごうと立ち上がる。“ガーディアンズ”という名のものと集められたのは、獣化能力を持つ科学者アルスス、念動力を操る賢者レア、超音速の剣の達人ハン、擬態化する美女クセニア。冷戦時代に生み出された超人達は現代科学の結集でそれぞれ新たな力を身に着け、クラトフを倒すことを決意する。
総製作費は日本円に換算すると約5.7億円とそれだけでもスケールの大きさがうかがえるが、本国ロシアで公開された今年、ロシアでの公開日とその翌日に世界15ヶ国で同時公開(これまで世界29ヶ国で劇場公開)。アンドレアシアン監督によると、ロシア映画がここまで大規模で国際的に公開されたケースは過去にないといい、そのプロモーション展開も破格だったよう。その本気度が垣間見えるのが、この作品のために作られたミュージックビデオ。
【動画】Guardians (2017) – Yuliya Tereshchenko – Original Soundtrack
https://www.youtube.com/watch?v=2k4sMs3UFeM&t=61s [リンク]
つい繰り返し聴いてしまいたくなるこの曲は映画のテーマ曲でその名も「Guardians」。“ガーディアンズ”たちそれぞれの凄まじい力やクラトフとの壮絶なバトルが描かれる本編ハイライトに、女性シンガーのパワフルな歌声と50人は下らないフルオーケストラによるレコーディング風景が相まって醸し出す壮大な世界観に、映画への期待が高まる仕上がりとなっています。
この女性シンガーはロシア・モスクワ出身の歌手でユリア・テレシチェンコといい、ロシア国内外で活動。その印象的な歌声が印象に残った海外映画ファンも多いようで、映像のコメント欄にも彼女に関する詳しい情報が続出するほど。また、このオーケストラはバルティック交響楽団によるもので、2010年に活動を開始した新鋭ながらオペラ界のスターである故ディミートリー・ホロストフスキーやニコール・カベルといった国内外の歌手からの評価も高いという実力派。
この曲「Guardians」は、エンディングで日本進出も果たしたロシア女性シンガーグループ「セレブロ」のかつての中核メンバーであるエレナ・テムニコワによるラップバージョンとして再度登場し、全く違う印象を与えています。ちなみに、この曲も含む映画のサントラも配信されているので、気になる人は<Guardians (Original Motion Picture Soundtrack)>で検索してみては?
(C)2017, Enjoy Movies LLC
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