豊田章男社長が自ら運転して世に問う、トヨタ センチュリーGR

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▲メッキパーツがスモーク調に変更され、引き締まった印象が醸し出される、社長専用のセンチュリーGR。本来の品位が損なわれないよう、過激なドレスアップは行われない模様だ

▲メッキパーツがスモーク調に変更され、引き締まった印象が醸し出される、社長専用のセンチュリーGR。本来の品位が損なわれないよう、過激なドレスアップは行われない模様だ

単なる道楽じゃない、リサーチ目的のワンオフ

3代目となる新型のセンチュリーに手が加えられて、社長用のドレスアップモデルが製作されることが決まった。しかし、ただの道楽と思うなかれ。これも商機を探る社長の戦略なのだ。

センチュリーをドレスアップして、ホットバージョンを作ろう。

もし、あなたがトヨタの開発部で働いている従業員であったとしたら、こんな提案をする勇気はあるだろうか。きっと、大半の人は言い出せないだろう。

しかし、トヨタ社内で実際にセンチュリーをドレスアップして、GRに仕立てるプロジェクトチームが結成された。しかも、なんと言い出しっぺは、モリゾウこと、豊田章男社長自身だというから、驚きだ。

好き勝手なことをしてもいいご身分だよな、と冷ややかな目で見る方もいるかもしれない。が、このワンオフプロジェクトは、ビジネスチャンスがないか、市場調査を行う目的を兼ねているのだ。

先代LS600hから4WD機構を移植。さりげない差別化で精悍さを打ち出す

トヨタが目をつけたのは、メルセデス AMG S65に代表される、ラグジュアリー4ドアベースのチューンナップカーだ。これらに対抗できる豪快さと押し出しの強さを備えたサルーンが、トヨタにも求められているのかどうか。それを調べる狙いで、ワンオフのセンチュリーGRが製作されることになった。

パワートレインには、ベース車と同じ5L V8ハイブリッドが用いられ、先代LS600hから4WDシステムを流用。また、外観のメッキパーツはスモーク調に変更されて、スポーティさが演出される。

製作された車に社長が自ら乗って出かけ、反響を見るようだ。また、国内ユーザーだけでなく、海外からトヨタを訪れるVIPにも見せて、需要があるかどうか探る狙いもありそう。

レクサス LSではなく、トヨタブランドの最高峰であるセンチュリーで試してしまう心意気が面白い。

▲新型センチュリーに用いられる5L V8ハイブリッドは、先代LS600hに使われていたものを2WD化したものだ。そのため、4WDに戻すことは難しい話ではない。現に、ワンオフで製作されるセンチュリーGRは、4WDに仕立てられるという

▲新型センチュリーに用いられる5L V8ハイブリッドは、先代LS600hに使われていたものを2WD化したものだ。そのため、4WDに戻すことは難しい話ではない。現に、ワンオフで製作されるセンチュリーGRは、4WDに仕立てられるという

※2017年12月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】

■予想完成時期(ワンオフ):2018年11月

■全長×全幅×全高:5335×1930×1505(mm)

■搭載エンジン:5L V8+モーターtext/マガジンX編集部

photo/マガジンX編集部、レクサス

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