【奈良県奈良市】新たなアートスペース「MOMENT Contemporary Art Center」がOPEN!ワークショップやイベントも


MUZ ART PRODUCE、森記念製造技術研究財団が運営する「MOMENT Contemporary Art Center」が、2月1日(土)、奈良市三条通りにオープンする。

ワークショップやイベントの開催に取り組む


同施設では、ギャラリーで国内外の気鋭の現代美術を紹介するとともに、アーティスト・イン・レジデンスの運営も行う。アーティストが滞在制作を通して、奈良という歴史豊かな街や、現代における日本の自然や社会を再検証し、新たな視座を提示する。

さらに鑑賞者の目を養うため、ワークショップやイベントの開催などにも積極的に取り組んでいく。MOMENTは、奈良を起点にさまざまな発見と対話が展開し、芸術が人々のインタラクティブな交流を深めていくことを目指す。

ディレクターは、MUZ ART PRODUCE代表のカルドネル 島井 佐枝氏が務める。

施設初の展覧会が開催

Holiday cracker 36, 2024 (Detail), Oil on canvas ©Shinya Imanishi Courtesy of nca | nichido contemporary art

同施設初の展覧会として、今西真也氏による個展「あした、しらない、いき」が、2月1日(土)~4月6日(日)の期間に開催される。入場料は、無料。

Holiday cracker 36, 2024, Oil on canvas ©Shinya Imanishi Courtesy of nca | nichido contemporary art

奈良市出身・在住の今西氏は、キャンバスに油絵具を塗り重ね、それを抉りとるようにして独特の筆致を残す絵画を制作している。鑑賞者の距離や視点によって見え方が様々に変化する今西氏の作品からは、人々の認識の曖昧さ、目に映るものの不確かさを感じ取ることができる。

奈良県立美術館にて1月18日(土)〜2月16日(日)に開催される、奈良ゆかりの現代作家展01「吸って、吐いて」とあわせて、鑑賞しよう。


今西氏は、「私の制作は、東洋哲学の影響を受けながら、絵画を通じて世界の揺らぎや認識の多面性を探る試みです。素材やイメージの重なりから日常の中に潜む曖昧さや多様な視点を描き出します。例えば、クラッカーを使ったシリーズでは、爆発の瞬間をキャンバスに捉え、偶然と必然が交差する創造のプロセスを表現しています。作品を通じて、観る人が自身の経験や感覚と向き合い、多様な解釈が生まれる場を提供したいと考えています。世界の変化や再生の可能性を共に見つめる機会となれば幸いです」とコメントしている。

奈良にオープンする新たなアートスペース「MOMENT Contemporary Art Center」を、この機会にチェックしてみては。

■MOMENT Contemporary Art Center
住所:奈良県奈良市三条町484-1-1 マルシンビル1F
営業時間:11:00~19:00
定休日:月
運営:MUZ ART PRODUCE、森記念製造技術研究財団
スペース設計:松井亮氏(松井亮建築都市設計事務所)

(江崎貴子)

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