スウェーデンの首都ストックホルムで高層ビルの地下に屋内農場「CityFarm」を建設中
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・LED照明を農作物の光合成とビル内の暖房に有効活用
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環境負荷の軽減にも配慮されており、農作物の栽培に要する水量は従来よりも99%軽減され、使用エネルギーの70%をリサイクルする仕組みを実装しているのが特徴だ。
たとえば、この屋内農場で設置されるLED照明は、その光を農作物の光合成に利用させるのみならず、発生する熱を保存し、オフィススペースなど、ビル内の暖房に活用する仕組みとなっている。
高層ビルの地下にある「CityFarms」で収穫された新鮮な農作物は、上階のテナント企業に勤務する人々に向けて直接販売されるほか、同じビルに入居する飲食店などにも供給していく方針で、これにより、都市部における究極の“地産地消”を実現したい考えだ。
・2020年までにストックホルムで10カ所に展開する計画
国連食糧農業機関(FAO)によると、スウェーデンでは、野菜や果物の70%以上を輸入に頼っているのが現状。
「Plantagon」では、2020年までに「DN-Skrapan」を含めストックホルムの10カ所に「CityFarms」を建設する計画で、スウェーデンの都市部での食料自給率向上につながる屋内農場ソリューションとして、その動向に注目が集まっている。(文 松岡由希子)
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