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アーティスト・LiSA インタビュー 『長続きの秘訣は、とくかく小さなことでも楽しさをみつけること』

アーティスト・LiSA インタビュー 『長続きの秘訣は、とくかく小さなことでも楽しさをみつけること』 アーティスト・LiSA インタビュー_01 アーティスト・LiSA インタビュー_01

圧倒的な熱量を持つパフォーマンスと歌唱力が魅力のLiSA。バンドを続けるために始めたというアルバイトでの経験や、仕事観を伺いました。さらに、10月クールのアニメ『「Fate/Apocrypha」』のオープニングソングとしてもON AIR中の新曲「ASH」制作エピソードについてもお伺いしました。

 

“歌詞の意味”や“歌うこと”にあらためて向き合えた時間

アーティスト・LiSA インタビュー_03——2017年は、アリーナツアーに続き、9月から全国ホールツアーが行われたわけですが、これまでと何か変化を感じましたか?

はい。自身初のアリーナツアーという大きな経験を経て、ホールツアーに向かったんですけど、ツアー中盤の公演を体調不良のために延期してしまったんです。不本意ではあったんですけど、音楽に触れられない時間があったことで、改めて歌への想い、歌詞に込めた想いとか、“歌うこと”を噛み締めることが出来たんです。やっぱり私、歌うことが好きだなって。いつからか、みんなのために歌うこと、みんなを楽しませることだけを考えて歌ってきたけど、背負う物が大きくなっていったことで、1番根本にあった想いが2番目になっちゃってたのかなって。

——原点に戻れたのかもしれないですね。

そうなんです。だから、活動を再開した最初のライヴで“あ、これだ!”って。こうじゃなくちゃいけないなって思えたんです。

——不本意な一時停止ではあったけれど、必要不可欠な時間になりましたね。11月29日にリリースされるシングル「ASH」のカップリングとして収録されている「ONLY≠LONELY」は、アコースティックなサウンド感と歌詞共に、“ずっと長くやっていける音楽”という“これからのLiSA”が目指す作品だと感じました。

そうですね。この曲は小南泰葉さんから“LiSAちゃんに似合う曲が出来た!”って連絡をもらって、聴いた瞬間に大好きになりました。この曲にどういう言葉を乗せようかなって考えたときに、“ツアーでみんなに伝えたい気持ちを歌いたいな”って思ったんです。でも、そういう歌詞はこれまでもたくさん書いてきたし、自分じゃない“自分の好きな言葉”でその気持ちを書いてもらいたいと思って、大先輩であるBIGMAMAの金井政人さんに歌詞をお願いしました。理解者でもあるし、本当に自分と同じ想いがそこにあった気がしましたね。

——表題曲の歌詞はシドのマオさんですね。

はい。表題曲も自分では書かず、シドのマオさんに作詞、明希さんに作曲をお願いしました。妖艶さであるとか、私が書くストレートな表現の歌詞ではない、女性的で詩的な表現を持つアーティストさんに書いてもらいたいなと思いました。アニメの主題歌として、“想いや願いを貫く覚悟”を感じるように、ドラマを付けながら歌ったんですが、シドさんのファンが、“マオさんの曲を女性が歌うとこうなるんだ!”っていう発見に繋がったり、聞くだけじゃなく歌うイメージが出来る歌にしたかったんです。

——カップリングの「罪人」はMY FIRST STORYのShoさんが作られた曲にLiSAさんが歌詞を書いているんですよね。歌詞は、かなり激しい愛の表現を感じました。

改めて読み返すと、すごい歌詞書きましたよね、私(笑)。自分がカッコイイと思う音楽を作る人と一緒にやりたくて、Shoさんに楽曲をお願いしたんですけど、洋楽要素が強いと感じていたMY FIRST STORYの音楽とは少し異なる歌謡メロな1曲が上がってきたので、最初はすごく驚いたんです。でも、またそれがカッコ良くて。そこにカッコイイ歌詞や夢を語る歌詞を乗せるのはMY FIRST STORYがやることだなと思ったので、サウンドに導かれるままに自分の言葉で愛を書いたらこうなりました(笑)。なかなか口に出しては言えない心の中の言葉というか。歌い方も演歌的というか、感情、情念たっぷりに歌っているので、聴いてスカッとしてもらえたら嬉しいなと思います(笑)。

 

礼儀や常識、人間関係を学ばせてもらった居酒屋でのバイト

アーティスト・LiSA インタビュー_02——様々なコラボレーションから生まれた、新たなLiSAの表現が楽しめるシングルになりそうですね。そして、ここからは、バイト経験についてお聞きします。最初のバイトはどんな職種だったんですか?

居酒屋さんです。居酒屋さんを選んだのは、時給が良かったのと、そこは昼間は定食屋さんとしても営業していたので、学校がお休みの日には1日フルでバイトに入れるという利点があったので。

——バイトをしていた目的は何だったんですか?

バンドをするためのお金が欲しかったんです。当時はチケットのノルマも自分達で負担しながらバンドをやっていたので、とにかくお金がかかったんです。当時は、メンバーが高校の同級生でもあったので【学校、バンド、バイト】のループでしたね(笑)。

——バイトをする中で学んだことはありましたか?

たくさんあります。私は部活動に入っていなかったので、先輩というとバイト先やバンド活動を通して生まれる関係性だったんです。なので、バイト先でどうやって先輩たちに可愛がってもらえるかという人間関係とか、接客はどういうふうにすべきなのかという礼儀や常識的なものを学ばせてもらいました。家族から注意されて素直に聞けなかったことも、他人から言われるとなぜか素直に受け入れられたり。ちゃんとお仕事させてもらっているという自覚や、友達とは違う人間関係をつくれるようになったのも、バイトという経験を通してだった気がしています。あとは、商売が成り立つ仕組み的なものも学んだ場所でした。レジを通してお金を管理するところから、仕入れの金額と売り上げ金額とか、お金の流れを実際に見ることができた貴重な経験でした。

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