DIYer御用達のカフェ「Devo Pre(デボレー)」東京店にお邪魔してきました

access_time create folder生活・趣味
DIYer御用達のカフェ「Devo Pre(デボレー)」東京店にお邪魔してきました

東京と大阪にお店を構える「Devo Pre(デボレー)」。まだオープンして1年未満ながら、DIYerたちの間でも話題なんです。でもそれってどうして? そもそも、DIYカフェってなに?? そんな多くの疑問を解決すべく、編集部は東京店におじゃましてきました。

“食”と“DIY”の異業種をMIX? 新しいコンセプトショップがスタート

東京メトロ茅場町駅より徒歩約5分。古いビルが立ち並ぶオフィス街の中、小道を入るとおしゃれな青い外観のお店が見えてきました。


隠れ家のようにひっそりと佇む「Devo Pre(デボレー)」。素敵な外装に期待が高まりつつ、中におじゃまします。

 

迎えてくださったのは代表の東やよいさん(中央)、スタッフの坂戸友紀さん(左)と小貫俊輔さん(右)。
坂戸さんと小貫さんはカフェに立っていらっしゃいましたが、二人ともスゴ腕のDIY師なのだとか。ひとまず、お店について伺いましょう。

 
――早速ですが、デボレーはどんなお店ですか?

東さん(以下、東)「弊社ビビッド ヴアンでは、アメリカの塗料メーカー『オールドビレッジ社』の正規輸入代理店で、ペイントアイテムを始め、オリジナルのステンシルシートやDIYツールを企画、製造、販売を行っています。
そしてこの度、DIYをもっと身近に楽しんでもらえるように、食とDIYを融合させた新しいコンセプトショップ『デボレー』を東京と大阪にオープンさせました」

――それでオープンして間もないのに、DIYerさんたちからの認知度が驚くほど高かったんですね! でもなぜDIYと食なのでしょうか?

東「オールドビレッジには『バターミルクペイント』という、環境や健康に優しい塗料があるんです。そこで暮らしだけでなく生活に大切な食の部分でも健康に気を使い、みんなが幸せに元気でいられたらいいなと思い、DIYと食でプロデュースしようと考えたんですよ」

 

ショールームには輸入塗料やオリジナル商品がズラリ

お店に入ると通路を挟んで左右に部屋があります。右がDIY用品のショールーム、左がカフェと分かれていました。ショールームでは、大きな本棚やたくさんのペンキが目を引きます。

オールドビレッジ社のバターミルクペイントは、ミルクカゼインを主成分とした優しい自然塗料。
ほかにもオールクラックアップというアンティーク風に仕上がるペンキや、グーピーペイントという凹凸が生まれて漆喰調になる変わったペンキもあります。

オリジナルブランド「グラフィティーペイント」は35色のラインナップ。壁紙の上から塗れるものや、コンクリートやアスファルトの上から塗れるものなど用途もさまざま。

マスキングテープのようなカラフルな「YOJO TAPE」は、DIYをより楽しむためのアイディア商品。DIYerが集まる小屋女子計画と共同開発した養生テープだとか。
DIYはもちろん、水に強いためバスグッズなどのデコレーションにもOK。

大型のステンシルシートも珍しい!

 

お店のいたるところに、DIYのヒントが見つかる!

東「販売しているペンキを使って、お店自体もDIYをしているんです。実際に施工例を見られたらわかりやすいかなと。専門のスタッフもいるので、テクニックなどのアドバイスもできますよ」

確かに、実際の塗装を見ることができればイメージもわきやすいですよね。お店のDIYも見せていただきましょう!

外観の木の壁には紺色を塗っています。ディスプレイの中も、刷毛ムラをわざと出して味のあるペイントに。

トイレは壁ごとにニュアンスを付けて塗装。天井はタイルではなく、色を付けてカットしたベニヤ板。費用を抑えるためのアイディアだとか。

壁に付けたシェルフの材料は発泡スチロール。色を塗ってアンティーク風にしています。実は写真フレーム棚も同じく発泡スチロール材で作られたもの! 軽くて使い勝手がいいのがメリット。

傘を掛けるバーは誰が見てもわかりやすいように、壁にステンシルで雨の絵が描いてあるのも素敵。

入り口の案内板も、木を切って文字を書いた手作りだそうですよ。

 

アメリカンビンテージ風のカフェスペースのDIYも拝見!

左側のカフェも、木とブルーを基調にした海外のカフェ風な作りに。DIYもあちこちに見られます。

カウンター上のメニュー表は、レーザーで文字を焼き付けています。木の乱雑な配置が、おしゃれさを格上げする秘密。

カウンター下のラグジュアリーなステンシルは、会社のデザインチームが考えたデザインをスタッフ小貫さんが施工したもの。

隣の建物が見えていたため、窓を発泡スチロール材で埋めて目隠し。さらに店内と雰囲気をマッチさせるためにブルーで塗装を。店内が暗くならないよう、ところどころは発泡スチロールを切り取って外の明かりを入れる工夫も。

 

優しさが詰まったオリジナルのフードで、カフェ時間を特別なものに

――カフェスペースはふらりと立ち寄りたくなる、気軽な雰囲気を感じますね。食も健康に気を使うとおっしゃっていましたが、フードのこだわりはどんなところでしょうか。

東「お店の名前を冠した『デボレー』は、オリジナルで開発したパイ生地の焼き菓子です。一つひとつ店内で手作りしていますよ。

種類は、オリジナルのカスタード、ミート、グルテンフリーの3つ。中でも人気のグルテンフリーは、その名の通り米粉で作っているので、小麦アレルギーの方でも安心して食べていただけます」

ほかにもいろいろとお菓子を販売していますが、ヤギミルクを使ったキャラメルはぜひ試していただきたい一品。ヤギのミルクはタウリンが牛乳よりもはるかに多く、美肌が期待できます。海外ではポピュラーですが日本ではまだ珍しいので、お土産にも喜ばれますよ。もちろんキャラメルもお店で作っています」

――ここでしか食べられないオリジナルフードが多いですね。一緒にテイクアウトできるコーヒーも気軽でうれしいなと思いました。

東「コーヒーもスタッフの坂戸と焙煎屋をたくさん巡ってやっと出会ったものなんです。近隣のビジネスパーソンが毎日飲んでも飽きないように濃すぎず、口当たりがよいものをと厳選しました。定期的に焙煎師さんを呼び、焙煎具合をチェックしていただいています。みなさんの日々に寄り添えるように、今は250円とできるだけリーズナブルに提供していますよ」

――空間も食も細やかなところまで行き届いていて。ここに来ると忙しい日々から少しだけ自分を解放して、いたわってあげられるような気持ちになれますね。まだオープンして半年くらいですが、今後についての予定を教えてください。

東「やはり多くの方にペンキを楽しんでいただきたいので、ワークショップも考えています。発泡スチロールで作る額縁や棚は簡単にできますから、そういったインテリアデコレーションをみなさんと一緒に作りたいですね。ペンキは難しそうに感じるかもしれませんが、塗り絵感覚で遊べるものなので、ぜひ体験してハマってほしいです」

おしゃれさだけでなく、体のことまで考えた食とDIYを提案するデボレー。お話を聞いているうちにすっかりと世界観のとりこになってしまいました。DIYを始めてみたい人の入り口としてもよさそうなので、今後行われる予定のワークショップにも期待したいですね。

撮影:牛島康介

【店舗情報】
名称 : Devo Pre(デボレー)
住所 : 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2丁目3-7
営業時間 : 11:00 – 18:00
定休日 : 土日・祝日
※営業日・営業時間に変動がある場合がございます。予めご了承ください
電話番号 : 03-3527-3777
アクセス : 東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町駅」より徒歩5分
公式HP : http://devopre.com/tokyo/

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. DIYer御用達のカフェ「Devo Pre(デボレー)」東京店にお邪魔してきました
access_time create folder生活・趣味
local_offer
Pacoma

Pacoma

「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。

ウェブサイト: http://pacoma.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。