【水道代を節約】残り湯の洗濯活用術#意外と知らない
残り湯で洗濯するのは衛生面が気になるという方も多いのでは? でも上手に残り湯を使えば、衣類の汚れをしっかり落とせて、水道代の節約もできますよ。残り湯を使って洗濯するポイントをレクチャーしましょう。
目次
残り湯洗濯のメリット
残り湯洗濯で注意すること
残り湯洗濯のメリット
© PIXTAお風呂の残り湯を、毎回そのまま流してしまうのはもったいないですよね。
残り湯を洗濯に使った場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
【メリット1】節約になる
まず第一に挙げられる残り湯を洗濯に使うメリットが、水道代の節約になるということ。
一般的なお風呂の残り湯は、約180L程。例えばこの1/4を洗濯機に利用すれば、45Lの節水になります。
1Lあたりの水道代を0.24円とした場合、残り湯洗濯を毎日続ければ、45L×0.24円×30日で、毎月約324円の節約に。年間では約3,900円の節約になります。
【メリット2】汚れが落ちやすくなる
お風呂の残り湯は水道水に比べて温度が高いため、洗剤がよく溶けて汚れが落ちやすくなるというメリットがあります。
また、あたたかい残り湯を洗濯に使えば衣類についた皮脂汚れを落としやすくしてくれますよ。
【メリット3】環境に優しい
残り湯の再利用は水の節約に繋がり、水不足対策にも繋がります。
水不足は世界的な問題にもなっていますので、日々の暮らしに環境保護を取り入れるという観点でも残り湯洗濯はおすすめです。
【雑菌や臭いは大丈夫?】
メリットの多い残り湯洗濯ですが、残り湯の中の雑菌や臭いが洗濯物に移ってしまうことはないのでしょうか。
実は残り湯には多くの細菌が繁殖していますが、これらはもともと人と共生関係にある細菌ですので、通常はさほど気にする必要はありません。ただし、汚れがひどい場合や臭いがする場合や、翌々日以降まで放置した残り湯は再利用をひかえましょう。
また、後ほどご紹介しますがすすぎには残り湯を使わないことも、雑菌や臭い移りを防ぐポイントです。
残り湯洗濯で注意すること
© PIXTA残り湯を使った洗濯で、注意したいポイントをいくつかご説明しましょう。
体を洗ってからお湯に浸かる
お風呂に入る際は、体を洗ってから湯船に浸かるようにしましょう。
あらかじめ体の汚れを洗い落としておくことで、湯船に雑菌が増殖するのを軽減することができます。
ゴミや髪の毛は取っておく
ゴミや髪の毛などが残り湯に入ったまま洗濯に使うと、洗濯機の排水経路に詰まってしまい、故障の原因になることもあります。
あらかじめ残り湯からゴミや髪の毛を取り除いてから洗濯に使いましょう。
入浴剤が入った残り湯でも大丈夫?
© PIXTAお風呂に入浴剤を使う人は多いと思いますが、入浴剤が入った残り湯で洗濯してもいいのかどうか気になりますよね。
入浴剤のメーカーによって、残り湯洗濯に適したものと適さないものを製品に記載している場合がありますのでパッケージを確認しましょう。
色つきの入浴剤を使った残り湯や、おろしたての衣類を洗う際は色移りの可能性があるため、洗濯に使わないほうがベター。
数日間放置した残り湯は洗濯に使わない
前述した残り湯の雑菌ですが、一晩で数千倍にも増殖してしまいます。
お風呂の使い方や季節など環境による異なりますが、残り湯は翌日までに洗濯に使うように。数日経過したものを使ったりしないようにしましょう。
残り湯はすすぎに使わない
残り湯は「すすぎ」には使わず、「洗い」に活用して。
すすぎにまで残り湯を使ってしまうと、残り湯の細菌が洗濯物に残ってしまいます。臭いの原因にもなりますので、すすぎには水道水を使いましょう。
また水道水によるすすぎは、1回では残り湯の細菌が除去しきれません。2回以上水道水ですすぎ洗いすることをおすすめします。
いかがでしたか。残り湯を洗濯に上手に使えば水道代の節約にもつながりますよ。ぜひ残り湯洗濯を試してみてくださいね。
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