座間事件で親に「ネットにしか友だちいない」と答えて泣かれたというツイートが話題に 「ネットはただのツール」「新しい文化を異質なものに扱いたがるだけ」
神奈川県座間市のアパートの一室で9人の遺体が見つかった事件。殺害を供述している容疑者が被害者たちとSNSで知り合ったということがクローズアップされています。
ある『Twitter』ユーザーは、親に「ネットで友だちと会っていないか?」と聞かれて答えた時の模様をツイート。これにさまざまな反応が集まっています。
座間事件のせいでママにネットの友達と会ったり食事行ったり泊まりにあったりしてないわよねって聞かれてしまったけど僕はネットにしか友達がいないよって言ったら泣かれてしまった。
— 味噌ラーメン (@maxcofe) 2017年11月7日
座間事件のせいでママにネットの友達と会ったり食事行ったり泊まりにあったりしてないわよねって聞かれてしまったけど僕はネットにしか友達がいないよって言ったら泣かれてしまった。
「ネットしか友だちがいない」というのに対しては「ネットにしか友だちがいない」といった反応が多数寄せられていたほか、この親について「泣かないでもいいのに」というツイートも。一方で「この事件で『Twitter』の人と会うのが怖い」という声も見られました。
また、このようなツイートも。
知り合ったきっかけがネットなだけでもうリアル世界の友達になっているのでは?
— void/コバヤシユウヤ@IOSYS (@vooivoi) 2017年11月8日
知り合ったきっかけがネットなだけでもうリアル世界の友達になっているのでは?
このほか、「なぜネットを絡めて報道するのか」「ネットはただのツール」という意見も多数あり、「親が子を殺したなら“家族で一緒に住んでいた”とならないのか?」と例えるユーザーや、「ニュースが新しい文化を異質なものに扱いたがるだけ」という冷めた反応もありました。ただ、「本人以外はよく知らない相手が相対的に危険なのは事実」といった声もあり、ネット・リアルを問わずに相手の気質を見極めた上で交流することが大事なのではないでしょうか。
いずれにしても、特殊性のある事件で「ネット」を強調する報道に疑問の声が強いので、「出会い」の経路よりも容疑者の動機などの解明に注視して捉えた方がよさそうです。
※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/maxcofe/status/927829546748936193 [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
ウェブサイト: https://note.com/parsleymood
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