iOS11対応のARアプリ「Graphmented」、GoogleスプレッドシートやExcelからARでチャートを展開
ARは他の多くの技術同様、使ってみて初めてそのすごさが実感できるものだが、昨今リリースされたARアプリを試して、アハ体験を何度も体験した方も多いだろう。
そうした方であれば、すでにお気づきの通り、ARはとても実用的な技術だ。今回は、ARアプリがユーザーのクリエイティビティを刺激するだけでなく、プロダクティビティに貢献するものだと証明するアプリをご紹介する。
・ARのチャートをGoogleスプレッドシート、Excelから生成
iOS11対応のARアプリ「Graphmented」は、iPhoneのカメラ越しに映る実空間に、GoogeスプレッドシートやExcel上で作成した表を出現させ、そこからチャートを生成する。表やチャートを移動・回転させたり、近づいて値の詳細を確認したりといったことが可能だ。
ユーザーは、プリセットのサンプルデータの他、自身で作成したGoogleスプレッドシート、DropboxやiCloud上のExcelファイル・CSVファイルを選択して表示することができる。
アプリ自体は無料だが、制限なしの範囲でデータセットを読み込むには、月額0.99ドル(約110円)の課金が必要となる。
・表示できるチャートは棒グラフと散布図
考えが煮詰まったときなどに、デスクの上にチャートを表示して、寄ったり回り込んだりしながらじっくり眺めてみることで、新しいアイデアが閃く可能性は高まるだろう。また、Apple TVやプロジェクターでライブストリーミング映像を投影してプレゼンを演出することもできる。
少し残念な点は、現在表示できるチャートが、棒グラフと散布図のみということ。Googleスプレッドシートのデータ探索並みの機能があれば、さらに使える分析ツールとなると考えられ、今後のアプリの改良に期待したい。
「Graphmented」はApp Storeからダウンロード可能となっており、ぜひご自身のデータセットを用いてアプリの実力を確認してみてほしい。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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