シルクを活用したボディセンサーが開発中?

医師や患者などをはじめ多くの人がボディセンサーに興味を持っている。アメリカで行われた学会にて、中国の大学の研究者らが、シルクをボディセンサーに用いる可能性について発表した。

・シルクを使うことでより強くしなやかなセンサーに

例えば健康状態をモニタリングするボディセンサーなどは、半導体素材から作られるのが一般的だった。だが実際には制限も多かった。しかし、シルクを用いることでより強く、柔軟でしなやか、そして軽いボディセンサーを制作できる可能性がある。だが、シルクは電流を良く通さないため、その点で問題があるとされていた。

・シルクの電動率を上げ活用

研究者らは、シルクをボディセンサーに活用できるよう、シルクの伝導率を押し上げる方法を模索。シルクにカーボンを含ませることで、電導率を上げる方法を考案した。この方法を用いることで、温度と圧力を測ることができるセンサーの開発に成功したという。

研究者チームは、蚕にグラフェンと炭素を与え、電気伝導繊維を生み出すという研究もすすめているという。この方法はまだ成功に至っていないものの、研究者らは大きな期待を抱いているという。今後の研究に注目が集まっている。

254th meeting of the American Chemical Society.

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. シルクを活用したボディセンサーが開発中?
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。