ZenFone 4の新しいカメラとSelfieMasterを紹介

ASUS の新型スマートフォン「ZenFone 4」でリニューアルされたカメラを紹介します。ZenFone 4 のカメラにおける進化ポイントは、メインカメラのイメージセンサーとレンズが新しくなり、写真・動画の画質を向上した点、広角撮影用のサブカメラが追加された点、PixelMaster 4.0 と SelfieMaster が導入された点が挙げられます。これらの中で最も目を引くのがデュアルカメラでしょうか。リアカメラは 1,200 万画素のメインと 800 万画素の “ウルトラワイドアングルカメラ”(サブカメラ) という構成となっており、カメラアプリでレンズを切り替えながらそれぞれのカメラで撮影することができます。iPhone 7 Plus や LG G6 のようにカメラをまたいで光学的にズームする機能はありません。新しいウルトラワイドアングルカメラは 120 度の広角レンズを搭載しているので、風景やグループ撮影時により広く撮影するのに役立ちます。カメラアプリではシャッターボタン左側の切り替えボタンをタップするだけでカメラを切り替えることができます。メインカメラのイメージセンサーにはスマートフォン用のカメラモジュールの中では比較的大きな Sony の IMX362(1/2.55 インチ 1.4μm 画素サイズ)が使用されており、レンズが F1.8 へと明るくなったことも相まって、特に暗所での撮影時により明るく被写体を捉えることができます。カメラプレビュー内での被写体の動きも ZenFone 3 から滑らかになっています。PixelMaster 4.0 ではカメラアプリの UI がリニューアルしています。目立つのは各種ボタンのデザインが従来よりもシンプルになった点です。また、ZenFone 3 では若干うるさかったフォーカス音とシャッター音が小さめの新しい音源に変わり、けっこう静かに撮影できるようになりました。PixelMaster 4.0 の撮影モードは、オート、Pro(マニュアル撮影)、美人エフェクト、超解像撮影、GIF アニメ、パノラマ、スローモーション、低速度撮影に絞られました。キッズやローライト、夜景、ミニチュアなどのあまり使用しない機能は削除されています。HDR Pro もモード選択画面には表示されませんが、機能自体は残っておりカメラプレビューにトグルボタンとして組み込まれています。ZenFone 4 で新たに導入された「SelfieMaster」は自撮りに関する写真機能をまとめた自撮りツールです。中央の「カメラ」を利用すると美人エフェクトの自撮りカメラが起動し、肌をより白くする効果を適用しながら写真や動画を撮影し、プリセットのエフェクトで色合いをカスタマイズできます。SelfieMaster の中で他社のスマートフォンにない機能と言えるのがライブ配信機能です。「美人エフェクト Live」をタップすると、美人エフェクトを適用したままの映像を SNS アプリを通じてライブ配信できます。現在サポートされているのは Facebook のみ。SelfieMaster には上記のほか、写真のコラージュ機能やスライドショー機能も搭載しており、自撮り写真だけではなく、普通の写真やダウンロード画像、自作イラストを交えた作品を制作することができます。

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