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オリンピックに間に合う?AIがさらに進化したA.G.I.(汎用人工知能)の開発がスタート、話を聞いてみた

近年、大きな進歩を遂げているAI。米国ではIBMのAIの「Watson(ワトソン)」はクイズ王(人間)に勝ち、日本では将棋のAIが名人を破るなど、その活躍はめざましい。

こうした従来のAIとは異なる、A.G.I.(汎用人工知能)の開発を達成しようと、国内初となる、オープンイノベーションA.G.I.ロジェクトが始動した。

本プロジェクトは、Googleですらなし得ていないAGI開発を東京のコミュニティの力で達成しようというもの。そこで今回は、本プロジェクトのメンバー、伊藤 博之(いとうひろゆき)氏にプロジェクトの始動の経緯と狙いについて話を聞かせてもらった。

・世界に発信できる汎用人工知能A.G.I.

Q1:まずは、今回のプロジェクトの始動に至った経緯をお聞かせください。

今年3月にTeamAI代表の石井さんと出会い、人工知能とロボットの未来を創っていく夢について意気投合したのが始まりです。1,700人を超える機械学習コミュニティーTeamAI の専門家達の頭脳アセットと伊藤のヒューマノイド開発技術を合わせて、”渋谷発・世界に発信できる汎用人工知能(A.G.I.)創りにチャレンジしてみよう”ということで本プロジェクトを立ち上げました。

Q2:プロジェクトの目標とするA.G.I.は、今までのAIと具体的にどのような点で異なるのでしょうか。

ある目的に特化した分析や最適化を行う”弱いAI”ではなく、用途を限定しない汎用的な”強いAI”、GeneralなAIが目標です。世界中の学者や開発者達が、脳のニューラルネット研究や認知科学からのアカデミックなアプローチをしていますが、我々は”脳が持つ機能をITで実装する”ことを優先し、早期の実用化を目標とするビジネス的アプローチを採ります。人間の子供の脳をイメージしてください。外部の情報から色々と学習をして発育していく、無限の可能性を秘めています。

・「感情」や「人格」を持つヒューマノイドロボット

Q3:東京五輪までにAGI搭載のヒューマノイドを市場に出す宣言されていますが、現段階の技術ではどの程度達成していますか。

人間と音声応答(日本語・英語)で基本的な会話や接客対応をするロボット。ハウスコンシェルジュロボット、簡単な調理をする調理ロボットのプロトタイプが完成していますAIソフトウェア部分では、「感情」「人格」を表現するベースプログラムがあります。

・グローバルなAI開発集団へ

Q4:これからプロジェクトは、どのように展開していくのでしょうか。未来の展望をお聞かせください。

まずシーズン1を2017年12月末までにと設定し、隔週で勉強会を行います。国内・国外から専門家・エンジニアを広く集め、英知を結集してディスカッションを行い、成果物としてまずアーキテクチャーとロードマップを作成します。Team AGIは、グローバルなAI開発集団として成長させていきたいですね。2020年東京オリンピック会場で「AGI搭載ヒューマノイド」が活躍する姿を夢見ています。

なお、シーズン1のスタートとなるキックオフ勉強会が、8月22日に開催されており、今後も勉強会を行っていくとのこと。東京オリンピックの時に、「感情」や「人格」を持つ万能AIは活躍できるのか、今後の動向に注目していきたい。

http://www.team-ai.com/

 

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