次世代型スクーターを活用したシェアリングサービスが欧州で広がる

access_time create folderデジタル・IT

次世代型スクーターを活用したシェアリングサービスが欧州で広がる

2016年8月に独ベルリンでスクーターのシェアリングサービスを創設した独大手メーカーBosch(ボッシュ)傘下のCOUPが、2017年夏、仏パリに進出。

台湾のスマートスクーターメーカー「Gogoro」から次世代型スマートスクーター「Smartscooter」を600台調達し、パリ市内に展開している。

・専用アプリで検索し、オンライン予約できるスクーターのシェアリングサービス

COUPのスクーターシェアリングサービスは、欧州経済領域(EEA)内のBライセンスまたは国際運転免許証を有する21歳以上の成人であれば利用可能。

専用のスマホアプリを使って現在地周辺にあるスクーターを探し、オンラインで予約ができるシンプルな仕組みで、スクーターの解錠はスマホアプリででき、座席下の収納スペースには、ヘルメットが納められている。

利用料金は、最初の30分間で4ユーロ(約516円)、以降10分ごとに1ユーロ(約129円)を加算。

また、すべてのスクーターは、COUPによって常時モニタリングされ、スクーターのバッテリー残量が少なくなると、COUPのスタッフがフル充電したものと交換する流れとなっている。

・欧州でスクーターのシェアリングサービスが広がる

欧州の都市部では、COUPのほか、スペイン発のスクーターシェアリングサービス「eCooltra」も、バルセロナ、マドリード、ローマ、リスボンの欧州4都市で、合わせて1000台以上のスクーターを展開している。

2007年から公共自転車レンタルシステム「Velib」を運営するなど、とりわけ、モビリティのシェアリングに先進的に取り組んできたパリでは、COUPの進出によって、スクーターの分野でも“シェア”の動きが広がっていきそうだ。

COUP

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 次世代型スクーターを活用したシェアリングサービスが欧州で広がる
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。