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八坂沙織・小林亜実・舞川みやこが伝える演劇とは⁉ 舞台『バックイン・ミレニアム』で役者が見せた「舞台袖」をピックアップ!

2017年8月10日(木)東京・新宿村LIVEにて、舞台『バックイン・ミレニアム』ゲネプロ公演が開催された。本作の主演を務めるのはSUPER☆GiRLS初代メンバーの八坂沙織をはじめ、小林亜実、岩田華怜、舞川みやこなど、総勢36名の女優たち。普段は見ることができない舞台袖のやり取りを通して、見る人へどのような感動を届けてくれるのか。主演の八坂沙織、小林亜実、そして初のシングルキャストを務める舞川みやこのコメントを交えてゲネプロ模様を紹介する。

開幕すると同時に、舞台の上でもストーリーがはじまる。言葉だけを聞くと意味が分からないかもしれないが、幕が上がると目の前には登場人物たちが舞台の袖でトラブルに見舞われている様子だった。そう、今回は舞台袖の登場人物たちのやり取りが物語になっている。普段から舞台を観劇する人のなかには、舞台袖の様子が気になっていた人もいたかもしれない。自分の出番になって舞台に登場するまで、役者たちはどんなことをしているのか。本作は舞台で繰り広げる物語を見るのではなく、舞台袖で自分の出番を待っている役者たちの光景を観劇する内容だ。舞台役者にとっては当たり前のことかもしれないが、観客の目にはどのように映るのか。そうこう考えているうちに、早くも波乱万丈な展開になる予感がしていた。

劇場に轟く効果音、何かを導くように放たれる天井ライトの光線。次の瞬間、劇場の照明が落ち、視界が闇に覆われた。静寂な雰囲気が場内に訪れ、再び明かりが点くと、舞台の上には新たな登場人物がいた。さらに、同じ現象が二度三度、いやそれ以上起こっていく。そして、舞台袖にはどこから来たのかわからない人物たちが何人も現れていた。

見知らぬ登場人物たちが舞台袖に集まり、どういうわけかその会場で公演している舞台に出演することになった。ハチャメチャな展開に舞台袖にいたメンバーの頭は混乱してしまう。しかし、話を聞いていくうちにどうやら過去や未来からタイムスリップしてきたことが判明。まったく繋がりのない人たちがどうしてこの場に集められたのか。いや、どうやら無関係な人物が集まったわけではなさそうだ。小林が演じる”柏木千奈美”はタイムスリップしてきた人物のなかに、気になる人がいるらしい……。

思い詰めるような表情を見せる柏木千奈美。そんな柏木を見つめるタイムスリップをしてきた一人の女性がいた。何かを見透かすような瞳で柏木を見つめ、優しさに満ちた微笑みで気に掛けている様子。彼女は何者で、柏木に対してどのような想いを抱いているのか。舞台袖の一面を見るだけかと思ったが、さまざまな要素が含まれていることに気づく。この記事には一部の内容しか載せていないが、多くの伏線が引かれる舞台『バックイン・ミレニアム』。いや、もしかしたらタイトルにも何か意味があるのかもしれない。

今回の舞台は開始早々、早い展開で観客たちを物語へ引き込んでいったことが印象的だった。神楽坂京香を演じる八坂沙織は、「舞台袖の場面をお客さんに見せたいという気持ちがあって、舞台からはける役者がどうなっているのか、小道具置き場がどうなっているのかなど、私たちが当たり前に感じていることをお客様にも共感していただきたいと思っています」とキャストが体験していることを観客にも提供したいと告白する。

さらに、自身の役者経験と本作の内容について聞いてみると「私たちのような役者は、自分がやりたい役はそんなにないんです。演劇集団というよりは、個人の仕事という感覚が強いので。だから、人数や配役が限られているなかで、どの役をやりたいか意見を言い合えるのって、演劇部ならではなのかなと思いました」と実体験に基づいた感想を教えてくれた。

特に八坂は母親がミュージカルが好きということもあってか、小学生のときから帝国劇場へ舞台を観劇していたことを話す。学生時代は吹奏楽部に所属をしていたこともあり、演劇部ならではの舞台に対する情熱を実感したことが面白さだったとのこと。そのなかでも八坂は、「タイムスリップで移動するときが結構大変なんです。走って移動するときに失敗しないよう危機感を持ちました。全神経を注いだので、成功したら驚いてほしいです!」とこれから作品を見る人へ向けて見どころを語った。

柏木千奈美役の小林は「舞台役者は実際の舞台袖で、舞台からはけたあとにモニターをチェックしているんです。でも、観客席からは見れないので、舞台はこうなっていて、裏ではこうなっているんだって知っていただけたらと思います。公演中にトラブルやアクシデントが発生するなどの緊張を感じ取って、舞台をさらに好きになっていただけたら嬉しいです!」と心境を明かした。

また、自身の注力ポイントについて聞くと「この作品は最後に繋がっていく伏線が多いので、登場人物の行動に焦点を当てて見ると気持ちがわかると思います。ぜひ、この作品の良いところを吸収してみてください!」とメッセージを残した。

そして、アリスインプロジェクトの舞台で初のシングルキャストを務めた舞川は「アリスさんの舞台は、可愛い女の子が出演しているイメージだったんですが、まさか自分が教師役を担当するとは思いませんでした(笑)」と驚きを隠せない様子だった。

幼少期のころからテレビで宝塚を見ており、中学校で演劇部に入部、それからは演劇にあふれた生活を過ごしていた。舞台役者として活動をはじめたときは、チケットもぎりを自ら行っていた経験もあったとのこと。役者以外の面で下積みをしてきたからこそ、舞台の上でも活躍できることを自ら証明する。今後の役者像について聞くと「舞台だけじゃなく、映画やドラマなど、1つの型に捉われない役者になりたいです!」と意気込みを述べた。

【キャスト】

≪シングルキャスト≫
八坂沙織/小林亜実/菅沼もにか/ゆうの/針谷早織/舞川みやこ/芦原優愛/樫村みなみ/渡辺菜友/大友歩/平山空/岩田華怜(特別出演)

≪ダブルキャスト ≫

<時組>
笹木ありさ/佐藤愛/鈴木千夏/シミズアスナ/えのきさりな/水野夏子/梶田翔子/有本羽菜/初鹿野菜月/島崎未来/本田宇蘭/鳥越ゆず
<空組>
宮崎優衣/佐藤琴乃/天音/星秀美/薬師寺文/渡邊エリー/西森じん/南風姫/熊倉彩乃/前園かえで/逢坂美月/来栖仁愛

【スタッフ】

脚本・演出:久保田唱(企画演劇集団ボクラ団義)
企画:鈴木正博
プロデューサー:美濃部慶
制作:アリスインプロジェクト
製作:アリスイン株式会社

【公演概要】

公演名:舞台「バックイン・ミレニアム」
劇場:新宿村LIVE
チケット:S席7000円/A席5000円(税込:全席指定)
公式HP:アリスインプロジェクト
http://aliceintheater.info [リンク]

【公演スケジュール】

8月9日(水)19:00開演(時組)
8月10日(木)19:00開演(空組)
8月11日(金)14:00開演(時組)/19:00開演(空組)
8月12日(土)13:00開演(空組)/18:00開演(時組)
8月13日(日)13:00開演(空組)/18:00開演(時組)
8月14日(月)13:00開演(時組)/18:00開演(空組)
8月15日(火)13:00開演(空組)/18:00開演(時組)
8月16日(水)12:00開演(時組)/17:00開演(空組)

※全14公演
※時組・空組のダブルキャスト
※受付開始は開演の1時間前 開場は開演の30分前

撮影:野島亮佑

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: バラン野島) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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