GOAT EATS POEM、Oi-Scale公演の舞台『囚人』で音楽を担当

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GOAT EATS POEM、Oi-Scale公演の舞台『囚人』で音楽を担当

GOAT EATS POEMが、9月27日(水)から東京・下北沢駅前劇場で始まるOi-Scale(オイスケール)公演の舞台『囚人』で音楽を担当する。

舞台『囚人』では、主演を村田充、脚本を林灰二(劇団Oi-Scale)、音楽をGOAT EATS POEMが務める。チケット発売は、下記サイトで8月20日(日)10:00より発売開始。

なお、公演当日に会場で販売されるパンフレットには、村田充+林灰二のロング・インタビューも掲載予定とのこと。(田)

【公演詳細文】

旗揚げ間もないOi-SCALEの名前が、小劇場の枠を越えて広く知られた公演がある。

漫画家古谷実の問題作『ヒミズ』の舞台化だった。

それまでごく小さな小劇場公演しかしていなかったOi-SCALEだったが、『ヒミズ』は千原ジュニア、つぐみ、山中崇等、映像や舞台で活躍する俳優陣がキャストに名を連ね、ラフォーレミュージアム原宿にて大盛況の公演となった。

その作品で主演の住田を演じたのが、初舞台の村田充だった。
当時実写化が一切されていなかった古谷実作品の中でも、コアなファンから熱狂的な支持を得ていた問題作『ヒミズ』。愛と幻覚の狭間で未来に一切の希望を見出せない父親殺しの息子という難役を、林は初舞台の村田に託したのだった。

それからも度々、脚本林灰二・主演村田充のコンビで作品を発表して来たが、今作『囚人』は7年ぶりに二人がタッグを組む作品となる。
同じ歳の二人が、30代を終える節目の歳に、満を持して発表する切なすぎる悲劇を、ぜひ劇場まで足を運んで目撃していただきたい。

今作には『囚人』というタイトルが付けられた。
しかし、刑務所を舞台にした物語ではない。

「人(という字)を二つ並べて、片方を四角で囲って閉じ込める。中に居る人達と、たった一人外に居る人の物語なので、このタイトルはしっくりきてる。結果論として過去を振り返りつぶやく【運命】ではなく、未来を司る意味での【運命】という概念に、主人公が精一杯歯向かって自分の道を歩んでくれることを、僕自身が祈りたい」(以下カッコ内、林灰二)

『囚人』では、知らずに何かに囚われながらも、それに気づかずそこから脱しようとしない現代人の姿を反映する登場人物の姿が描かれるという。

「受け入れるばかりで、運命に逆らえない。逆らえずにやがて死んでいく。準備が出来てないから泣くしかなくなる。でもそれは、幾つもの震災でもう思い知らされた今だから、しっかりと歯向かいたい。ズカズカ死に向かって歩んでくように日々を濃く生きたい」

『囚人』は漂う花の匂いを嗅ぎ分けて、他人の残りの寿命を知る特殊な力がある主人公(村田充)が、死に向かう訪問者達と触れながら、自らも病に冒され最後の日へと近づいていくという、悲しみの漂う物語が展開する。

なぜこの物語のタイトルが『囚人』と付けられたのか、その真相を是非探ってもらいたい。

(文・常盤緑(空が飛べると想ってみる))

・GOAT EATS POEM オフィシャルサイト
http://www.goateatspoem.com/

・Oi-Scaleサイト公式
https://www.oi-syujin.com

「CALL」MV

https://www.youtube.com/watch?v=gruCEOx1wcY

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