デキる人は、相手に「期待」しない…etc. 感情抑制の極意とは?

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若者の海離れが加速している・・・なんてニュースを目にしましたが、逆に今になって海にハマった修羅ガールです。海に怒りも悲しみもぶつけて泳ぐと、文字通り水に流したようにスッキリした気分になります。それがクセになるのです!

・・・とは言うものの、

海に流したくたってなかなか行けない!

断続的に発生する仕事絡みのモヤモヤ・メラメラ・イライラをとにかく何とかしたい!!

・・・そんな雄叫びを今にも発しそうなみなさま!

今回は、「感情の起伏をできる限り抑えてスマートに仕事をする方法」について、ご紹介しようと思います。

仕事の理想と現実

「仕事が捗りまくって定時帰り!」、「上司から今日も褒められた」、「本日も平常運転トラブルなし!」・・・なぁ~んて日が毎日続けばよいのですが、そうはいかないのが現実。

どうしてかというと、仕事をするにはクライアントがいて、上司がいて、同僚がいて、後輩がいて・・・というように、複数の人が介在して成り立つことが多いから。

スケジュール遅延、何らかの連絡ミス、玉突き怒られ、後輩・新人が引き起こすトラブル…etc.は会社員あるあるですよね。

自分の気の持ちようと他者の問題がミックスされて、「理想と現実のギャップ」に心が折れてしまう、その前に!感情に振り回されず、うまく立ち回る術を少しでも知っておきたいものです。

感情抑制法その1 「相手に期待をしない」

気持ちの波を出来るだけ抑えることが、心が折れづらくなる最短ロード。

まずは「気持ちの波」の発生源である、自分自身の常識・思い込み(偏見)を疑ってみましょう。

あるある例でいうと意外と多いのが、「自分なら5分でできることが、相手は30分以上もかかって、イライラしたので怒った」というケース。これは自分と同じか、もしくはそれ以上の何かを相手に期待しているから発生する“怒り”です。

仕事で発生した怒りは、業務以外にも影響をおよぼすので要注意です。

私はその昔、設備面でも環境面でもまだまだ未整備な点が多い、小規模の会社で働いていたことがありました。私にとっては、「大企業ではないのだし、まぁ、そんなもんだ」と思って、その環境を楽しんでいました。

ところが、同時期に中途で入ってきた人は、設備や備品一つ一つに対して

「どうしてあれもこれも揃っていないのか!?非常識にもほどがある。アリエナイアリエナイアリエナイ・・・」の連呼で、毎日ぷりぷり。

そんな怒り狂った態度は日常業務にも悪い意味で反映されて、意思の疎通もうまくとれず、トラブルまみれになっていました。

結果、周りに嫌われるだけではなく、本人もネガティブ感情に振り回されることによる疲労が影響したのか、ついには体調を崩して休みがちに。仕事どころではなくなってしまったのです。

人によって、“常識”や“難易度”は変わるものです。

それをあらかじめ意識しておくだけで、気持ちの揺らぎがグッと少なくなってきます。

感情抑制法その2 「相手の“良い部分”をなんとか見つける」

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仕事において、「誰にでも好かれて、言いたいことが言い合えて、怒らないし、怒られない」・・・というのは残念ながら夢のような話。

そこで、自分の感情の波風を抑えるキーワードが「共感(共通項)」です。

日ごろから何でも良いので何か1つでも相手との共通項・もしくは良いところを見つけて、部分的でもよいので賛成する姿勢を見せると、衝突そのものが減っていくし、自然と相手へのコミュニケーションがスムーズになっていきます。

私の周りにいた「デキる」上司(容姿もカッコイイ)は、どうしようもなく「デキない」と烙印を押されていた部下に対して“同郷のよしみ”という言葉を巧みに使って親交を深めていました。(※決していやらしい感じではなく)

日ごろからの巧みな“同郷コミュニケーション”により、物事を言いやすい関係を作っていたので、彼が失敗しても悪い感情の波が立つどころか、朗らかに笑い返していました。

(※もちろん、指摘もしっかりと)

コミュニケーションが伝わりにくいというのは、もしかしたら相手も身構えてしまって真剣に聞けないのかもしれません。心をいくらか柔らかくしている状態で、正直に指摘した上司の作戦は功を奏し、あの「デキない“アイツ”」が、 「ドジだけど頑張れる“アイツ”」になっていました。

感情抑制法その3 「自分のマイナス感情を素直に認める」

感情抑制・・・とはいうものの、私たちはロボットではないので常に良い感情・フラットの感情でいることは不可能です。

怒りを感じることが悪い、失望することが悪いと、何でも“悪い”と思い込んで、「どうしてこんな気持ちが生まれてしまうのか、こんなことを思う自分が嫌だ」というように、自分の中に湧き出たマイナス感情を全否定することはないのです。逆に、その感情が出てきたことを認めて、「あぁ、自分ってこういうことが嫌なんだな」と新たな自分の気づきにすると楽になります。

「自分探しの旅」なんて言葉をよく耳にしますが、実はわざわざ遠くに旅へでなくても(もちろん出たことによる気づきもありますが)、日常にたくさんのヒントが隠れているものです。

私も一時期、自分の感情を否定し続けてムキになり、強烈な劣等感や自己嫌悪を自分で植えつけすぎていることがありました。変に卑屈になったり(卑屈は性格が悪くなる元!!)、「修羅ガールさんって人生、ほんと損してるよね」とたいして親しくない人に言われることも、しょっちゅうでした。

お前に私の人生を判断されてたまるかー!!って、話もあるのですが(笑)、今から思えば、実際本当に損していたのではないかと思います(苦笑)

認めないことによって、無駄に疲れるし、無駄に目立つし、嵐ばっかり巻き起こるし・・・

もしかしたら自ら何か悪いものを吸い寄せていたのかもしれません。

だったら、素直に最初から自分で自分を認めてしまって、

「どうしてこのような感情が湧き起るのか、次からどうしたらよいのか」を、ちょっぴり頭を冷やして次の策をさっさと考えればいいのです。

デキる人は、往々にして自分のことをよぉぉぉ~く知っています。だからこそ、あまり波風が立たないようにある一定の感情のコントロールと、それを踏まえたコミュニケーションが出来るのでしょうね。

まとめ

感情抑制について、デキる人の例やその他の実体験を含めていろいろお伝えしてきましたが、意外と当てはまっている人も多いのではないでしょうか。

感情の波を極力立たせないためには、相手には“期待しない”・“良い点を見つける”、自分には“湧き出たマイナス感情を認める”。この3つをこっそり手帳に書いておくなどして、忘れないようにしてみてください。慣れてくると、「なんで今までこんなことで心がざわついていたのかなぁ」と思える日がきっと来るはずです。

あなたもこの夏こそ、自分の沸点を景気よく下げて、“少しでも涼しく快適な仕事の捗る夏”をお過ごしくださいね♪

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【修羅ガール】

難聴と、何故か遭遇しがちな修羅場と闘うことがよくある波瀾万丈系オンナ。事業会社でのマーケティング・PRや広告業界を経て、現在はフリーライターとして活動中。こんなんで元モデルでもある。

修羅ガール (@shula_girl) | Twitter

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