[ゴーヤの保存]夏の定番ゴーヤを、約1カ月もたせる保存のコツ

[ゴーヤの保存]夏の定番ゴーヤを、約1カ月もたせる保存のコツ

夏の定番野菜のひとつとして人気のゴーヤ。最近では、暑さ対策の日よけを兼ねて自宅で栽培している人も多いのでは。育てやすいこともあって、ゴーヤの実がたくさん取れてしまい、使いきれずに困ることもあるようです。せっかく収穫できても、食べきれずに捨ててしまうのはもったいないですよね。そこで今回は、余ってしまったゴーヤの保存方法と、保存が利くおすすめ調理法をご紹介します。

ゴーヤの賢い保存方法とは

ゴーヤの賢い保存方法とは

ゴーヤは2日間程度であれば、常温での保存が可能です。ただし、気温が28℃以上になると熟成が進み、黄色く変色してしまいます。日持ちさせたい場合は、冷蔵や冷凍で保存するのがおすすめ。冷蔵庫の野菜室なら約1週間~10日、冷凍であれば約1カ月もちます。

冷蔵保存する方法

冷蔵保存する方法

ゴーヤは種とワタの部分から傷みはじめます。手に入れたら、すぐに種とワタをスプーンでくりぬいて下処理をしておきましょう。

冷蔵保存のコツ

ゴーヤを縦半分に切り、種とワタを取り出します。

切り口にキッチンペーパーをかぶせ、ラップで全体を包みます。

切り口を下にして、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

保存期間の目安は、約1週間~10日です。

冷凍保存する方法

冷凍保存する方法

下処理したものを、薄切りにして水にさらしたあと、生のまま保存します。苦みが気になる場合は、下茹でや、スライスしたものを塩もみしてから冷凍保存しましょう。使うときは、凍ったまま調理ができて便利です。

冷凍保存のコツ

縦半分に切り、種とワタを取り除きます。

使いやすい薄さに切って、1分ほど水にさらします。

水気をよく拭き取り、冷凍用のビニール保存袋に入れて密閉して保存します。

保存期間の目安は、約1カ月です。

調味して保存食にする方法も

調味して保存食にする方法も

冷蔵や冷凍以外の保存方法として、調味して保存食にするという方法もあります。ここでは、昔から保存食として親しまれてきた「つくだ煮」をご紹介します。

ゴーヤのつくだ煮

ワタと種を取って8㎜ほどの薄さに切った3本のゴーヤを、みりん1/2カップと醤油1/2カップ、砂糖50g、酢50ccが入った鍋に入れて、煮汁がなくなるまで中火で煮ます。仕上げに、削り節適量と炒りごま適量を混ぜれば完成です。

最後に

新鮮なうちにゴーヤを上手に保存すれば、味を落とすことなく、長いあいだ楽しむことができます。独特の風味や食感を、いろいろな料理で味わいましょう。

[ゴーヤ]苦味も栄養!?下ごしらえや保存のコツ

[ゴーヤ]苦味も栄養!?下ごしらえや保存のコツ

独特の見た目と苦味が料理のアクセントになるゴーヤ。苦味を和らげたい人は、下ごしらえにひと手間加えてみましょう。

最終更新:2018.02.07

文:齊藤カオリ
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:
『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀著(講談社)
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』白鳥早奈英・板木利隆監修(高橋書店)
『改訂9版 野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)

  1. HOME
  2. グルメ
  3. [ゴーヤの保存]夏の定番ゴーヤを、約1カ月もたせる保存のコツ
VEGEDAY powered by KAGOME

VEGEDAY powered by KAGOME

カゴメが運営する、野菜をもっと楽しんでもらえるように、もっと好きになってもらえるように、皆さんがずっと健康でいられるように、お役に立てる情報を提供するメディアです。

ウェブサイト: http://www.kagome.co.jp/vegeday/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。