ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

“引退”直前の政治評論家・三宅久之氏がニコ生に初出演 「国会の野次はユーモアのかけらもない」 全文書き起こし<前編>

長年、政治評論家として活躍してきた三宅久之氏

 今春の引退を表明している政治評論家の三宅久之氏は2012年3月28日夜、ニコニコ生放送の番組に出演した。かつて毎日新聞政治部の記者として活躍した三宅氏は、番組で、当時の政治家の”裏話”や、小説・ドラマ『運命の人』のモデルで同じく元毎日新聞政治部の記者である西山太吉氏とのエピソードなどについて、懐かしそうに笑みをこぼしながら語った。また、最近の”若い”政治家について、「(国会での)野次にユーモアのかけらもない」と苦言を呈した。

 以下、番組の前半部分を全文書き起こして紹介する。

・[ニコニコ生放送]本記事の書き起こし開始部分から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv85917754?po=newsgetnews&ref=news#0:00:03

■政治評論家・三宅久之氏、ニコ生に初登場

ナレーション: 日本を代表する政治評論家三宅久之が引退を宣言。歯に衣着せぬ発言で、世代を超えて多くのファンを持ち、政界の裏の裏まで知り尽くす三宅氏。その三宅氏が今夜、そのすべてを包み隠さず明らかにするという。果たして、どんな話が飛び出すのか、これは見逃せないぞ。題して、「政治評論家・三宅久之引退直前SP!『私が言わないと誰が言う!今夜解禁!日本政治の歴史と闇!」

角谷浩一氏(以下、角谷): みなさん、こんばんは。コネクターの角谷浩一です。震災から約1年。政治は混沌として昨日(3月27日)まで8日間、民主党は消費税増税のための党会議というのを続けていました。昨日も夜中遅く過ぎ、今朝の朝早くまで会議をしていて、30日には閣議決定というところに漕ぎ着けています。ただ、これを評論家の人たちは一体どういうふうに見るのか。僕も政治記者の端くれとして、いろいろ意見を持ったり、取材をしたりしています。

 ただ、その中で今VTRにもありましたように、政治評論家界の大御所である三宅久之さんが引退されるという話を聞きつけました。さあ、これは一体どういうことなのか。僕は三宅さんとは親子ほどの年の差がありますけれども、三宅さんにも聞きたいことはたくさんあるし、政治記者というのは一体どんなのか。政治ジャーナリズムとは一体どんなものなのか。三宅さんが過去の取材や体験、そしてやってこられたことの中から、今日は今まで説いてこなかった秘密のお話も含めて、いろいろ伺っていきたいというふうに思っております。

 では、早速ご紹介しましょう。本日のスペシャル番組のゲストどころか、メインの方でございます。三宅久之さんです。こんばんは。よろしくお願いします。

三宅久之氏(以下、三宅): こんばんは。どうも。

角谷: 三宅さんというと、僕らが駆け出しの記者の頃から、もうすでに大御所中の大御所でした。僕が取材を始めたのは第3次中曽根内閣ぐらいの時ですね。

三宅: ああ、そうですか。私にとっては、ついこの間みたいなものなんですけどね(笑)。

角谷: そうなんですね(笑)。そう考えますと、大先輩であります。政治記者そして政治取材、それから政治評論というのは、これは世界のどこにでもある、政治がある限り、それを解説したり分析したりする仕事があるわけですね。

 さて、その長らく政治の現場を見てきた三宅さん。引退されるという話で、引退というのはそもそも、この世界にはあるのかどうか、と。政治家が次の選挙に出ないという引退はありますけれども、三宅さんが引退するという話になってしまって、これまたビックリ仰天ということで、ニコニコ動画に来ていただいて、いろいろ話していただこうというのが今回の趣旨でございます。

 三宅さんはニコニコ動画に出演するのは初めてなんですけれども、こうやって若い人たちから、いろいろ書き込みがあったり、それから、いろんな意見を直接生放送で、今しゃべっている人にぶつけてくるというふうなことがあるんです。そういう意味では、今までのラジオやテレビよりもスピードが早くて展開が早い。政治家もここで直接質問を受ける。

 小沢さんがこのニコニコ動画によく出てくるのも、直接言ったことにモノが返ってくるのが良い、と。それから編集しない、と。その2つが良いんだということなんですけど。初出演ですけど、どうですかね?

三宅: そうですね。私も初めて出していただいて、どんなふうになるか分からないけれども。小沢さんがおそらく一般の既成のメディアじゃなくて、編集をしないというメディアを選んでいるというのは、今の小沢さんの立場からいくと分かるような気がしますね。

角谷: なるほど。つまり、メディアにとって都合の良いところばかりを編集されて流される。それは自分にとっては都合の良くないところばかりを流されるのも、あまり良い気持ちがしない、と。

三宅: ええ。佐藤栄作さんが引退の時に、記者会見で新聞記者がいると「新聞記者は出て行け」と。新聞記者が自分の悪口ばかり書いていたが、テレビは全部伝えるからということでやったことがありましたね。小沢さんも同じような心境じゃないかと私は思う。

角谷: なるほど。そういうことで、今日は全部三宅さんのお話ししたことがみんなに伝わりますから、どうぞよろしくお願いします。

三宅: どうぞ。何でも聞いてください。

■三宅氏が体験した「戦後日本の高揚期」

角谷: みなさんから三宅さんに質問もいろいろあると思います。今夜はメールを受け付けようと思っています。三宅さんに聞きたいこと、三宅さん引退についてのご意見などもお待ちしています。番組のページの下に、お便りの投稿フォームがあります。こちらを見ていただきたいというふうに思います。「今日は何でも聞いてください」と仰っていただいたので、みなさん伺いたいことをメールにしていただければと思います。コメントにいろいろと書いていただくんですけど、そこでパッと拾えない場合もありますから、ぜひメールでいただいた方が良いと思います。

 では、まずは、三宅さんのプロフィールを簡単にご紹介させていただきたいと思います。

 三宅さんは早稲田大学を卒業後、毎日新聞社に入りました。1954年に政治部に配属されたということです。僕が1961年生まれなものですから、私が影も形もない頃にはもう政治記者をされていた。新人記者として総理官邸のクラブに詰めて、その後、自民党、社会党、各党および各省庁の担当、いわゆる政治記者として活躍されるんですね。自民党の時には河野派を担当していた。今は引退された河野洋平さんのお父さん、河野一郎さん。

1 2 3 4 5次のページ
ニコニコニュースの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy