【どんなクルマと、どんな時間を。】BMW 3シリーズツーリング(E91型) × 娘に溺愛中! ナンバーどおりの“良いパパ”
車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは『どんなクルマと、どんな時間を。』?
▲立派な玄関の前にて「いらっしゃい! よく来たね」の瞬間。車も家族の一員のようだ
愛する娘の誕生がパパの価値観を変えた!
昨年末、愛娘が誕生したばかりの田波さんファミリー。旦那様の正之さんは、昔から大の車好きで「マイカーは、クーペ!」というのが譲れないこだわりだった。
結婚の際、奥様・裕子さんと交わした唯一の約束も「車だけは、好きなものを買う」。そのくらい車への愛が大きかった正之さんだったが、“パパ”になったことで価値観に変化が。
なんと、今まで誰に何を言われても譲らなかったクーペをあっさりと諦め、ステーションワゴンのBMW 3シリーズツーリングへ乗り替えたのだ。これには、裕子さんもビックリ。
ナンバーも「良いパパ」と掛けた「11-88」でオーダーするなど、もはや天秤にかける必要もないほど、娘への愛情は大きい。もちろん、車への愛がなくなったわけではないが、もっと大切なものができたというのはステキなことだ。(ちなみに、同じ「11-88」ナンバーの車を都心ではよく見かけるそう。同じような語呂で愛情を表現しているパパは少なくないのかもしれない)
▲奥様・裕子さん、娘さん(この日1番のスマイル!)、旦那様・正之さん
この日は、裕子さんのおじいさん、おばあさんに会うため、千葉県成田市へ。冒頭写真を見ていただければ分かるのだが、同居している叔父さん・叔母さん、いとこ家族にペットも総出のお出迎えで、玄関先はあっという間に大家族の絵となった。
▲娘さんにとっては、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん。向かって右の赤ちゃんは、裕子さんのいとこのお子さんで、抱きかかえているのが叔父さん。少々複雑(?)ではあるが4世代が揃った
おじいさん、おばあさんが、ひ孫に会うのは、この日が初めて。足腰が弱く、遠出できないお二人の元に、こうして顔を見せに行けるのも、マイカーがあってこそだろう。
仲良し4世代に囲まれ、3シリーズツーリングもすっかり家族の顔だった。
▲叔父さんご一家は牧場を営んでおり、家の周りにはたくさんの牛舎が。この日は、牛さんとも初対面となった
~どんなクルマと?~
■BMW 3シリーズツーリング(E91型)
3シリーズのプラットフォームをベースにステーションワゴンのボディをまとったモデル。エンジンは、2L直列4気筒と2.5L直列6気筒で、駆動方式はFR。電子制御の6速ATが組み合わされる。縦置きエンジンや前後50:50の重量配分など、高い走行性能が確保されたBMWらしいステーションワゴン
▲ロングノーズとショート・オーバーハングのコンビネーションが、美しいサイドラインを描き出す この車を探してみる連載「どんなクルマと、どんな時間を。」過去の記事はこちらtext/編集部 井上恵利
photo/阿部昌也
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