【今週公開のコワイ映画】2017/7/1号:ケヴィン・スミス監督『コンビニ・ウォーズ』、『地獄愛』『ハネムーン・キラーズ』ほか

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今週公開のコワイ映画をご紹介します。

今週は、全く趣の異なる3部作の2部作目が同日公開!
まず一つ目はケヴィン・スミス監督のガールズ・ホラー・アクション『コンビニ・ウォーズ』。“トゥルー・ノース・トリロジー”というカナダを舞台にした3部作の2作目である今作は、前作のセイウチ人間改造ホラー『Mr.タスク』にちょびっと登場した、コンビニ店員の女子高生二人組が活躍する物語。女子高生がソーセージ頭のミニナチ軍団と壮絶バトルを繰り広げるというトンデモなストーリーながら、ジョニー・デップ一家が総出演。ちなみにジョニー・デップは前作でも演じたギー・ラポワント役の再演を熱望していたため、今回のオファーは内容も一切聞かずに快諾したそう。ケヴィン・スミス監督からの電話には必ずギー・ラポワントのしゃべり方で出るそうです。

そして、ベルギーを舞台にした“ベルギーの闇”3部作の2部作目、ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の『地獄愛』も公開に。こちらは『変態村』から連なる作品となっており、主演は同じくローラン・リュカ、どちらにも“グロリア”という女性が出て来るところが共通しています。『地獄愛』は1940年代に実在し、電気椅子で処刑されたカップル、レイモンド・フェルナンデスとマーサ・ベックをモデルにしたストーリー。ヴェルツ監督独特の、観る者の脳裏に焼き付く狂気の表現をぜひお楽しみください。

更に、『地獄愛』と同じ殺人鬼カップルを題材にしたカルトクラシック映画『ハネムーン・キラーズ』も同日にリバイバル上映。こちらのほうが実際の事件に近い内容となっており、本物のマーサ・ベックに風貌の近い女性が主演を努めています。

最後に、人間が人間を食らう捕食者“ハングリーズ”へと変貌する恐ろしい近未来を描く『ディストピア パンドラの少女』も公開に。ハングリーズに感染しながら人間らしい思考を持ったまま成長している“第二世代”の子どもたち。その中でも高い知能を誇る奇跡の少女メラニーが、人類存亡のカギを握ります!

今週はドドンと一気に作品が公開されますね。気になる作品はどうぞお見逃しなく! それでは今週も行ってらっしゃい。

『コンビニ・ウォーズ』 7月1日公開

<ストーリー>
コリーン・コレット(リリー=ローズ・メロディ・デップ)とコリーン・マッケンジー(ハーレイ・クイン・スミス)は大のヨガ好きJK(女子高生)。怪しいヨガの先生(ジャスティン・ロング)に教えを請いながら怠惰なハイスクールライフを送っていた。ある日、2人は店長不在のバイト先のコンビニで学校のモテ男子とパーティを行おうとするが、誤って地下に眠っていた邪悪なミニナチ軍団を呼び起こしてしまう。長い眠りから覚めたミニナチ軍団は巨大な怪物を解放し、世界侵略へと動き出す。2人の女子高生VSミニナチ軍団。今、世界を守る戦いの火ぶたが切って落とされる―コンビニで。

上映館:新宿シネマカリテほか
この映画の記事:ケヴィン・スミス監督『コンビニ・ウォーズ』笑いっぱなしインタビュー 「次回作はセイウチ人間とミニナチとヘラジカ・ジョーズの壮絶バトルだよ!」
リンク:映画公式サイト

『地獄愛』 7月1日公開

<ストーリー>
シングルマザーのグロリアは、ある日友人の薦めで出会い系サイトを通じてミシェルという男と出会う。ミシェルは寂しい女性を夢中にさせ、女性の性的欲求不満を満たすことで生計を立てる結婚詐欺師だった。ミシェルに出会った途端深い恋に落ちたグロリア。ミシェルの正体を知ってもその恋は冷めることはなく、そばにいるため兄弟と偽り共に結婚詐欺をする道を選ぶ。
しかし、つのる嫉妬心がグロリアを狂気へと向かわせ、殺人を犯してしまう。強い愛情で結ばれたふたりの行動はエスカレートしていき…。

上映館:新宿武蔵野館ほか
この映画の記事:殺人鬼カップルの血まみれの愛を描く『地獄愛』監督インタビュー 「愛は狂気なんです 僕はそこに惹かれる」
リンク:映画公式サイト

『ハネムーン・キラーズ』 7月1日公開

<ストーリー>
寂しい独身女性をターゲットにし、財産を巻き上げ生計を立てている結婚詐欺師のハゲ男レイ。そして、看護婦長である欲求不満の巨漢女マーサ。文通クラブ「ロンリー・ハーツ・クラブ」を通じて出会ったふたりはすぐさま恋に落ち、マーサはレイの結婚詐欺にともに手を染めていく。
しかし、次第にエスカレートしていく嫉妬に駆られるまま、マーサは結婚詐欺相手の女性を次々と殺害していき…。

上映館:新宿武蔵野館ほか
この映画の記事:殺人鬼カップルの美しく極悪非道な“愛の物語” カルト映画『ハネムーン・キラーズ』リバイバル上映
リンク:映画公式サイト

『ディストピア パンドラの少女』 7月1日公開

<ストーリー>
真菌の突然変異が起き、感染した人間は思考能力をなくし、生きた肉のみを食すハングリーズと化した近未来。爆発的に蔓延したその奇病により、人類は絶望の危機に瀕し、残った少ない人々は安全な壁に囲まれた基地内での生活を余儀なくされていた。そんな中、イングランドの田舎町にある基地ではウィルスと共生する、二番目の子供たちセカンド・チルドレンの研究が行われていた。その子供たちは感染しているにもかかわらず、思考能力を維持し、見た目は人間の子供そのものだった。彼らから、ワクチンを作り出そうと模索する中、子供たちの中に高い知能をもった奇跡の少女メラニーが現れる。 彼女は人類の希望となるのか―絶望となるのか。

この映画の記事:人間を捕食する“ハングリーズ”への絶望と戦慄のクライマックス『ディストピア パンドラの少女』レビュー
リンク:映画公式サイト

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レイナス

おもにホラー通信(horror2.jp)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

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