ぶつかりそう!「右によける」派vs「左によける」派…多いのどっち?【100人調査】

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ビジネス街や駅構内を歩いている時、対面の人とすれ違う際に、どちらによけるべきか迷うことありませんか?ギリギリまで空気を読みあい、互いにフェイントをかけあった挙句、すれ違いざまに「チッ!」……なんて舌打ちされると、ストレスがたまりますよね。

右によけるべきか、それとも左か。

スムースに「すれ違う」ためのルール・マナー・お作法がハッキリしていればいいのに。

今回はそんな想いから、世のビジネスパーソンに「すれ違いの時、どうしてる?」を尋ねてみました。

ビジネスパーソン100人に聞きました。

右or左どっちによける?

先に結論からお伝えしましょう。

100人アンケートの結果はこちらです。f:id:kensukesuzuki:20170621164611j:plain

いちばん多い回答は「左によける」37%でした。

次いで「どちらでもない」36%、「右によける」27%でした。

左によける派の意見

日本ではクルマは左側通行で統一されているし、人間同士がすれ違う時も左側によけるべきでは。 駅の構内だと「左側通行にご協力ください」って表示をよく見る気がします。 昔は、武士が左の腰に刀を差していて、刀の鞘同士が触れ合うのを避けるため左側によけるのが一般的だったと聞いたことがあります。 エスカレータに乗る時のクセで、つい自然に左側に体が動いてしまいます。

どちらでもない派の意見

状況によって変わります。 空間がありそうな方によけます。 なるべく車道の反対側によけます。 相手の出方を見るか、その次の対向者を見て決めます。 どちらにもよけず、相手が進行方向を決めるまで動きません。

右によける派の意見

道路交通法に「歩行者は右側通行」の規定があった気がします。 子どもの時に「車は左、人は右」と教わった気がする。 右効きだから、なんとなく右によけます。

いかがでしたでしょうか?

「どちらでもない派」同士がすれ違うことになった時、相手の行動を読みあう心理戦が発生するのかもしれませんね。

続いて、「すれ違う」時にどのようなストレスが発生するのかについても聞いてみましたので、ご紹介します。

ストレスを感じるのはどんな時?

「すれ違う際、ストレスを感じるのはどんな時?」という問いに対して、下記のような回答がありました。

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最も多いのは「何人かが横並びのまま、スペースがあかない時」71.6%でした。

昔の刑事ドラマ「Gメン75」のエンディングシーンで、出演者が横一列で歩くことから「Gメン歩き」とも言われますが、対向者には気を配って、進路をゆずっていただきたいものです。

次いで「すれ違いざま『舌打ち』が聞こえた時」53.9%

いけませんね。お互いに「ゆずりあいの心」を持ちたいものです。

3番目に「アイコンタクトがとれない時(歩きスマホ・よそ見等)」36.3%

歩きスマホしている当人は前方確認できているつもりでも、周りからは「進路が読めない人」として不安視されているもの。歩きスマホは他人への迷惑になっているという自覚を持っていただきたいところです。

上記以外では「相手と呼吸が合わない時」「香水のにおいがキツイ人」「歩きタバコの人」…といったご意見がありました。

スムースにすれ違うテクニックは?

対向者とスムースにすれ違うために、「気をつけているコト」「テクニック」はあるのでしょうか?聞いてみました。

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最も多い回答は「早め(5~~10m先)によける側に寄っておく」56.4%でした。

当然といえば当然ですが、ギリギリまで相手がどちらによけるのかわからない状況にしないことが大事ですね。

「あえて立ち止まる」16%という回答もありましたが、相手によってはその行動がストレスに感じることも。また、後方確認もお忘れなく!(後ろの人がびっくりしないように)

興味深いのは「よける側に、カバンを持ち替える」3.2%というご意見。

相手に意思を伝える方法として、わかりやすいかもしれないですね。

カバンと同様「傘を持ち替える」というご意見もありました。

【検証】よける方向に「地域差」はあるのか?

エスカレータに乗る際、大阪等の地域では右側に、東京等の地域では左側に寄る文化がありますが、それと「どちらによけるか」は関係性があるのでしょうか?

同じくアンケートで聞きました。

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すると、大阪など「エスカレータは右側に寄る」地域の人は、「右によける派」33%、「左によける派」33%と同数になり、全体の結果よりも「右によける派」が増える結果になりました。

「エスカレータの法則」は少し影響があるのかもしれないですね。

【検証】道路交通法ではどう規定されている?

アンケート回答者のコメントに「歩行者は右側通行ルールがあった気がする」という意見があったので、調べてみました。

道路交通法の第10条第1項には、下記の記載があります。

歩行者は、歩道又は歩行者の通行に十分な幅員を有する路側帯と車道の区別のない道路においては、道路の右側端に寄って通行しなければならない。ただし、道路の右側端を通行することが危険であるときその他やむを得ないときは、道路の左側端に寄って通行することができる。

…つまり、これは「歩道と車道の区別の無い道路」で適用されるルールということですね。歩行者同士が歩道がすれ違う時のルールではないようです。

街中や駅等では、むしろ「左側通行」を促すサインの方が多いような気がします。基本的には、その道ごとに定められたルールに則るのが良いようです。なによりも「相手への思いやり」の気持ちを大切にしたいですね。

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文:リクナビNEXTジャーナル編集部 イラスト:にぎりこぷし


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