LG の最新フラッグシップ「G6」に搭載された “フルビジョンディスプレイ” は 18:9 という既存のスマートフォンでは見られないアスペクト比を採用しています。フルビジョンディスプレイは定番の 16:9 よりも若干縦に長いこともあり、アプリが正常に表示されるのか心配している方も多いだろうと思い、この記事で G6 のフルビジョンディスプレイにおけるアプリの表示内容を紹介します。G6 のディスプレイは 5.7 インチ 2,880 x 1,440 ピクセルなので、既存の WQHD ディスプレイよりも 12.5% 縦に画素が多くなっています。増えた画素にアプリが表示されるのかどうかが問題です。G6 のシステムアプリは基本的に全てフルビジョンディスプレイに対応しています。また、Android 6.0 以上はディスプレイのアスペクト比によらずコンテンツをフルスクリーンで表示することに対応しているので、今使っているほとんどのアプリは従来通り画面全体に表示されるはずです。フルビジョンディスプレイは縦に長く一般的なスマートフォンよりも一画面に表示されるコンテンツ数が増えます。例えば、WEB ページの場合は表示される文字数が若干増え、SNS アプリだと表示される投稿数が増える場合があります。
また、画面を分割して 2 つのアプリを同時に表示するマルチウィンドウモードのおいても、それぞれのアプリの表示領域が拡大し、若干使いやすくなります。
アプリの大半はフルビジョンディスプレイに対応していますが、動画の場合は特定のサイズフォーマットで配信されているので、例えば、YouTube の場合は両サイドの増えた画素部分に映像は表示されません。
フルビジョンディスプレイの弊害としては、一部の古いアプリやゲームアプリにおいて動画の場合と同じ問題に直面します。左右の増えた部分が使用されないということです。
でも心配する必要はありません。LG はこうした弊害に対処するためにアプリの比率を補正する機能を G6 に組み込んでおり、多くのアプリはコンテンツサイズをわずかに拡張し、フルスクリーンにします。
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