上から目線がナンセンスな理由
今回はイケダハヤトさんのブログ『ikedahayato.blog』からご寄稿いただきました。
“上から目線”がナンセンスな理由
僕は上から目線の物言いが嫌いです。どんなに偉い人だろうが、上から目線な時点で95%“見限り” *1 ます。
*1 :「今年のキーワードは「見限る」」 2012/01/14 『Chikirinの日記』
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20120114
“上から目線”で人が動くと考えるのはもう時代遅れです。工場制労働の時代は高圧的な態度でも人が動いたかもしれません。
新しいものをつくり出すこと(創造性、クリエイティビティ)が重要になるこれからの時代は、高圧的なマネジメントは機能しないと考えます。
大義を共有し、弱みと強みを見抜き、権限を委譲し、人格を信頼し、遊ぶように働いてもらう、そういう環境をつくることが、これからのマネジメントだと僕は思います。
“上から目線”で動かせる範囲は、今後小さくなっていくでしょう。いずれ、誰も動かなくなります。創造的な仕事も生まれないでしょう。
優れたリーダーは権限委譲が巧みです。
先日対談したライフネット生命の出口社長は「社員が言うことを聞かないで勝手にいろいろ始める」という印象的な話をしてくださいました。
僕が尊敬するリーダーの一人、NGO/PLAS *2 の代表、門田さんも「私は何もしてないけどメンバーが勝手にやってくれてる」という発言をしていました。
*2:NGO/PLASホームページ
http://www.plas-aids.org/
こういうマネジメント、リーダーシップのあり方が、創造性を発揮させる環境をつくるのだと思います。
世界の変化とともに、望ましいリーダーシップのあり方もまた、急速に変化しています。既にそうかもしれませんが、“上から目線”で人を動かそうとするのは、一層ナンセンスになっていくでしょう。
皆さんは“上から目線”というスタイルについてどう考えますか? これからの“人の動かし方”はどうあるべきだと思いますか? 『Facebook』や『Twitter』でぜひ意見をシェアしてみてください。
執筆: この記事はイケダハヤトさんのブログ『ikedahayato.blog』からご寄稿いただきました。
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