橋下大阪市長に対する野田総理の「シロアリ」発言の詳細(書き起こしと動画)
国会ファイトクラブ番外編
2012年1月27日の衆院本会議で野田総理は「大阪維新の会」の橋下大阪市長に対し「改革者として注目するところ大だがシロアリがたかることがないことを祈ってやまない」と発言しました。この発言はみんなの党の渡辺喜美代表が野田総理に対し「大阪維新の会」が進めている制度改革について賛成か反対か問うたところでてきた発言。以下、そのやりとりのダイジェスト動画と書き起こしを掲載いたします。
動画:2012年1月27日衆院本会議より
「国会ダイジェスト」動画テキスト書き起こし
下記ダイジェスト版書き起こしです(書き起こし:東京プレスクラブ)。
渡辺喜美代表(みんなの党)
みんなの党渡辺喜美であります。大阪では維新がはじまりました。地域主権改革、公務員改革、教育改革などについて国がやらないなら大阪から始めよう。官僚統制、中央集権という日本の統治構造のゆがみを正す行動をみんなの党は応援いたします。みんなの党は大阪都構想のようにそれぞれの大都市がそれぞれの判断で自らに最もふさわしい制度、つまり事務配分や財源配分を選択できるようにするための地方自治法改正案の提示をしております。総理はこれに反対ですか?
大阪維新の会が教育について首長が目標を設定できるという条例案を出しています。野田内閣は私の質問主意書に対し「首長の目標設定は違法」と閣議決定しました。本当に首長は目標設定してはならないとお考えですか?
総理は「25000人の公務員OBが天下りした4500法人へ流れる12兆円の血税にシロアリが群がっている構図がある、このシロアリを退治しなければならない。天下りや渡り、無駄遣いのカラクリを残したまま消費税を上げても砂漠に水をまくのと同じだ」と言っています。シロアリを退治し天下りや渡り、無駄遣いのカラクリはなくなったという御認識でしょうか?逆に天下りというシロアリさん退治もせず独法というシロアリの巣の数合わせだけ、シロアリの餌であるヘソクリも手付かず、これでシロアリ退治が嘘だったのがバレたじゃありませんか。今やあなたはシロアリ城の親玉ですよ!
野田総理
消費税引き上げとシロアリ退治、天下りの放置、現役出向の拡大、再就職などの監視に対してのご質問をいただきました。
大阪の様々な動き、橋下知事(編注:市長です)の動きについても私は改革者として注目するところ大でありますが、この動きにもシロアリがたかることがないことを祈ってやみません。
[取材:東京プレスクラブ http://tokyopressclub.com/ ]
トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。
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