重力波の初検出なるか!? 大型望遠鏡の愛称は「かぐら(KAGRA)」に
アインシュタインの相対性理論に登場し、宇宙の始まりを解き明かすと言われる「重力波」。その初検出を目指す大型望遠鏡「LCGT」の愛称公表式が2012年1月28日に開かれ、東京大学宇宙線研究所が「かぐら(KAGRA)」に決まったと発表した。
「かぐら(KAGRA)」の愛称は、全国から公募された666件の候補から、作家の小川洋子さんを委員長とする6人の命名委員会によって選ばれたもの。命名者代表の大林由尚さんは、
「KAMIOKA GRAVITATIONAL TELESCOPE(神岡重力望遠鏡)の略」
「神楽(かぐら)は神に奉納される歌舞。天体が踊って作る重力波にぴったり」
「“神”岡で素晴らしい成果を挙げることを“楽”しみに待ちたい」
と名前に込めた思いを語った。
重力波は、アインシュタインがその存在を予言した未発見の波動現象だ。今回愛称を発表した東京大学宇宙線研究所をはじめ、世界の研究機関が初検出を目指している。検出には重力波の微小な振動をとらえる必要があり、「(検出装置は)望遠鏡というより、超高感度の補聴器のようなもの」(川村静児・東京大学宇宙線研究所教授)という。
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] 公表式で愛称が発表される直前から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv77340915?po=news&ref=news#09:06
(松井尚哉)
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ウェブサイト: http://news.nicovideo.jp/
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