樽床幹事長代行「二兎を追う者は一兎をも得ず。歳費より定数削減が先」
野田改造内閣が発足し、税と社会保障の一体改革議論に注目が集まるなか、2012年1月16日、民主党大会が開催された。野田首相は消費税増税を含む諸政策について、「これらの政策をやり切ることなくして、日本と国民の将来はないと確信している」とした上で「痛みは当然伴う」、「自らが痛みをまず受けなければならない」と改めて決意を表明した。大会後の会見で、国会議員の歳費削減について問われた民主党の樽床伸二幹事長代行は「二兎を追うものは一兎も得ずという。まずは議員定数削減のほうが先」と語った。
大会後に行われた記者会見で、樽床幹事長代行は「一致結束してやる”心あわせ”ができた。大会は成功裏に終わった」と発言。記者からの「岡田副総理が(テレビ番組で)国家公務員の給与削減以上の議員歳費削減が必要だ、と発言したとされることについてどう思うか」との質問には
「二兎を追うもの一兎も得ずという言葉が昔からある。定数削減でも、高いハードルを乗り越えなければならない。順番をきちんとつけて、まずは一体改革のなかで総理が最初から約束している定数削減というものに最初は取り組むべきであると、党内で提起していくつもりだ」
と述べた。
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]大会後の樽床氏会見 記者による岡田副総理の発言に関する質問から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv77539422?po=news&ref=rews#2:06:20
(寺家将太)
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