クルマに、もっと物語を。「ジャパンキャンピングカーショー2017」開催
▲「クルマに、もっと物語を。」がテーマのジャパンキャンピングカーショー2017
国内最大規模のキャンピングカーショー
2017年2月2日から5日まで幕張メッセにて、300台以上のキャンピングカーが展示される「ジャパンキャンピングカーショー2017」が開催されております。こちらのイベントは、全国のキャンピングカービルダーが出展する新型車をはじめ、ロングセラーモデルや各種パーツ等の展示も楽しめるものとなっています。今回のテーマは「クルマに、もっと物語を。」ということで、キャンピングカーをより身近なものに感じてもらえるようなイベントとなっております。キャンピングカーは、一昔前までは限られた人たちだけが楽しむものという認識がありましたが、より多くの人たちの身近な存在になってきていると感じました。軽キャンパーのようなライトなものでも十分に楽しい旅行を楽しめますし、楽しみ方の幅が広がるものであると思います。
今回は展示車両の中から、何台かピックアップしてご紹介します。キャンピングカーは形状や大きさで数種類にカテゴリー分けされます。例えば以下のようなモデルがあります。
キャブコンバージョン
運転台(キャブ)の付いたシャシーに居住スペースを付けたキャンピングカーです。広い居住スペースを持っており、ハイグレードなものには、リビングとベッドが完全に独立していたりトイレやシャワールームが付いているものもあります。キャンピングカーといえばこの形を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
▲マツダ ボンゴトラックがベースのキャンピングカー(VANTECH製)
▲車内は大人4人が十分にくつろげる空間が広がっている
バンコンバージョン
1BOXカーなどをベースにしたキャンピングカーです。乗用車に近い形なので旅先での移動も楽というメリットがあります。キッチン設備まで備えた本格的なものから、就寝に特化した簡易モデルもあり、使い方に合わせた仕様を選ぶことができます。
▲トヨタ ハイエースをベースにした車両。外観はパッと見普通のハイエースに見えるが…
▲キッチン設備を備えたモデル。高級感もありワンランク上の旅が楽しめそうだ
軽キャンパー
軽トラックや軽1BOXをベースにしたキャンピングカーです。リーズナブルな車両価格で維持費も安いのですが、居住空間はコンパクトなため1~2人旅に向いています。キャンピングカーのエントリーモデルとして選ばれる方も多いようです。
▲こちらはなんと軽トラックをベースにしたモデル。ダイハツ ハイゼットトラックがベースになっており、荷台にキャンピングシェルが載せられている
▲軽トラックとは思えない広い室内空間が広がる。まるで秘密基地のよう
▲こちらは就寝をメインとした比較的ライトなタイプで、ホンダ N-BOX+がベースとなっている
キャンピングトレーラー
エンジンがついていないため、別の車で引っ張る(けん引)タイプのキャンピングカーです。運転する部分とは分離されており、広い室内空間を作りだすことができます。大きなものはけん引免許が必要ですが、750kg以下のモデルはけん引免許が不要なのもポイントです。
▲ファンの憧れの的である「エアストリーム」。見た目も魅力的ですが、室内空間も快適そのもの
▲大きなものになると、このようにバイクも格納することができる。まさに趣味の車である
キャンピングカーもオール電化の時代
今回特に注目を浴びていた展示車両のなかに、日産自動車が出展しているNV350キャラバンがありました。こちらは日産の100%電気自動車、リーフで培った技術を活用して、より快適でワンランク上のキャンプを楽しめるようになっております。
▲現在こちらは参考出品車のため、実際に購入することはできないがぜひとも商品化してほしい
今年のキャンピングカーアワードはテリー伊藤さん
キャンピングカーで楽しむクルマ旅の啓蒙、普及を目的として設立されたのが「キャンピングカーアワード」で、5回目となる今年はテリー伊藤さんが2年連続の受賞となりました。自動車好きとして知られるテリー伊藤さんですが、キャンピングカーの魅力として「普段できないこと=非日常」を楽しめることとおっしゃっていました。今後さらにキャンピングカーの魅力がより多くの人に伝わることを期待しています!
▲アワードを受賞し笑顔のテリー伊藤さん。副賞として最新型キャンピングカーが1年間無償貸与される
「クルマに、もっと物語を。」
いかがでしたか? ご紹介できたのはほんの一部分でしたが、少しでもキャンピングカーの魅力をお伝えできれば幸いです。興味はあったけれど一歩踏み出せなかった人はもちろん、今まで全く興味のなかった人も、一度はキャンピングカーの世界を覗いてみることをオススメします! 2月5日(日)まで開催しておりますので、ぜひ足を運んでみてくださいね!
▲こんなにかわいらしい1台も
▲日本では持て余してしまいそうな大きさ。全長はなんと9m!
▲編集長が本気で欲しがっていたフィアット デュカト。とてもスタイリッシュな外観
【関連リンク】
ジャパンキャンピングカーショー2017公式HP カーセンサーでキャンピングカーを探してみるtext/編集部 神崎洋平
photo/編集部
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