自殺者数が14年連続で3万人を超える 警察庁が発表

 警察庁は2012年1月10日、平成23年の月別の自殺者数について(12月末の速報値)の統計を発表。昨年2011年の自殺者数は3万513人(12月末の速報値)で、14年連続で3万人を越えたことが分かった。

 警察庁によると、2011年1年間の自殺者総数は全国で3万513人、男女別では男性が2万867人、女性が9646人。2010年の3万1690人よりも1177人減少したが、14年連続で3万人を超えた。1日平均でおよそ84人が自殺した計算となる。

 月別では、自殺者数が最も多いのは5月で3367人、次いで6月が3029人となっている。また都道府県別では、自殺者数が最も多いのは東京都で3100人、次いで大阪府が1899人、神奈川県が1824人。一方、自殺者数が最も少なかったのは徳島県の150人となっている。

◇関連サイト
・平成23年の月別の自殺者数について(12月末の速報値) – 警察庁
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/H23_tsukibetsujisatsusya.pdf

(山下真史)

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