「食べログ」で業者による不正な投稿 カカクコム「法的措置も視野に対応する」
飲食店の口コミサイト「食べログ」で不正業者による「やらせ」行為などが起きているとの報道について、「食べログ」を運営するカカクコムは2012年1月5日午後、報道を補足する形の説明を文章で行った。カカクコムによると、「不正業者を特定した際には、行為の停止を強く要請し続けるとともに、応じない場合はさらに踏み込んだ法的措置も視野に厳正に対応する」という。
「食べログ」は飲食店ごとにユーザーから投稿された口コミを掲載するサイト。ユーザーによる採点に基づいて、飲食店の人気ランキングが作成されている。2011年11月時点で月間利用者数が3200万人以上。ある飲食店について不正な「やらせ」口コミが行われると、その店舗の営業に大きな影響を及ぼす可能性がある。
カカクコムによると、不正業者の存在が発覚したのは2011年1月ごろ。飲食店より「不正業者から『食べログ』への口コミ代行等の営業を受けた」との通報があったことがきっかけだという。その際、カカクコムは業者が示した営業資料などに基づき独自調査を行い、不正業者の存在を把握。2011年12月時点で、のべ39の業者を特定した。
カカクコムは「引き続きユーザーに役立つ情報提供にさらに努めていきたいと考えています」とした上で、不正業者に対する対応・今後の対策等について
「今まで通り、不正業者を特定した際には、そのような行為の停止を強く要請し続けるとともに、応じない場合はさらに踏み込んだ法的措置も視野に厳正に対応してまいります」
と説明している。
◇関連サイト
・食べログ – ホームページ
http://tabelog.com/
(山下真史)
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