【セブに分割留学!】3学期-4 留学生の女子会に潜入取材!持ち物についてのまとめ
語学留学といえば聞こえはいいが敷居は高い。
そこで、記者が3週間の滞在を、3回繰り返すいわば『分割留学』をしながら、時系列で語学留学の実際をレポートする『セブに分割留学!』。
今回からは分割留学終了間近なので、留学とセブのまとめに入ることにする。
第15回目は留学者または長期旅行者に便利な情報をお伝えする。
題して「持ち物検査」。持っていったほうが良いものと、持っていかなくても良いものを他の留学生へのインタビューや調査をもとに、まとめてみた。
まずは、留学している女子4名に話を聞いてみた。動画そのものは9月に女子会をしているところに取材を申し込んで収録したものだが、女子トークの中で留学に関する話が出てきているので参考にしていただきたい。
写真左から田中友梨さん、太洞みゆきさん、EnglishネームでかっこよくLitaさん、川島菜奈弥さん。4週間から半年の留学で、目的は仕事のためだったり、ワーキングホリデーに行く準備だったりとさまざま。
たまたまかも知れないが出身地も関東から関西、中国地方(記者を含めると九州)まで、意外とまんべんなくそろった感じだ。
渡航費用をのぞいて留学費用は4週間20万円くらいから半年125万円までさまざまだ。
女子会では留学を考えている人に参考になる英語について語ってもらった。
■留学生女子会
https://youtu.be/Im5q07ERqJM
Litaさんは時間の都合で動画収録時は欠席だったが、コツとして「続けるのが大事、楽しいと続けられる、言語はコミニュケーションツールだ!と認識すること」というアドバイスをしてくれた。
では、旅行や留学での持ち物についてまとめてみた。
必ず必要なもの
言うまでもないが旅券は絶対に必要。これがないと日本を出ることはできない。
ちなみに開港(国際空港や外国航路が発着する港等の外国に開かれた場所の総称)で出国の確認を受けたらそこは外国扱いなので、どこかの国に入国するまではどの国の関税法も適用されない。関税が免税なのをDUTY FREEという。空港の免税店が出国後にあるのはこのためで、購入後は飛行機の乗るだけなので必ず輸出されるということが担保される。日本の場合は関税だけではなく消費税も免税となる。
最近市中でもよく見かける外国人向けの免税店はTAX FREEで、こちらは関税が免税なのではなく消費税のみが免税。原則として日本人は利用できないが、規定に沿って非居住者と証明できれば消費税免税で購入が可能。ただし、30日以内に輸出する必要があり、当該商品を国内で消費した場合(特別な包装がなされ開封すると消費したとみなされる)には出国時に課税される。
日本語ではDUTYもTAXもどちらも免除されると免税という単語しかないので免税店だけでは区別はできないが、このような違いがあることを覚えておくと良いだろう。
次に必要なのはお金。昔のように米ドルで持っていく必要はないので日本円のままで構わない。トラベラーズチェックも現在ではあまり流通していないので、日本の銀行に大金は預けておいてデビットカードで買い物をするか現金を引き出すかを選択すれば良い。
フィリピンの紙幣は1000,500,200,100,50,20ペソの6種類。新旧紙幣が入り乱れているが流通に問題はない。
硬貨は10,5,1ペソと、25,10,5,1セントの7種類。セント硬貨はあまり見かけることはない。細かい会計をするお店以外は切り捨てたり切り上げたりしてアバウト。
VAT(付加価値税・消費税のようなもの)は12パーセントで税込みの場合もあれば税別の場合もある。物品はたいていが税込みだが一部のレストランでは税別な場合がある。
VATはきっちり取られていて管理も厳しいようなので、たいていのお店では異様にレシートが長いし細かい。レシートごとにVATが管理されているような気がした。
その他に必要なものは海外旅行保険、医薬品だ。風邪をひく人は多い。記者も2度風邪を引いたが、帰国直前だったために帰国後に病院に駆け込んだが、長期滞在となると病院に行くことになる。ちょっとした風邪程度であればドラッグ・ストアで済んでしまう。もし病院に行ってしまえば、フィリピンではちょっとした熱を出すと、ほぼ入院させられる。したがって海外旅行保険は必修となる。
絶対に現地調達!持っていかないほうが良いもの
今度は日本から持っていかないほうが良いもの。
代表格は、「洗う」関係。つまり、シャンプー、洗剤、石けんの類だ。
留学生女子たちは、たいてい化粧品やシャンプーのたぐいを持ってきていた。
化粧品は日本から持っていったほうが良いというのがだいたいの意見だったが、シャンプーに関しては水が硬水なので泡が立たず現地で買ったほうが良い。
洗剤もまた同じ。
スーパーやコンビニでは1回使い切りのパックからボトルまで大小様々な洗剤やシャンプー、柔軟剤にコンディショナーまでそろうので現地調達といきたい。
持っていかないほうが良いというよりも、わざわざ免税店で買う必要がないのがタバコ。
免税店よりも市中のほうが安いので、コンビニやモールで買ったほうが断然お得。ただし、普段吸っている銘柄がない場合は代替品を探すことになるが、それでもお得。また日本のようにどこで買っても同じ値段ではないので、カートン買いする場合は安いところで買う方が良い。
おおむね日本円で200円以下なので探していただきたい。
現地調達も可能!持っていかなくても構わないもの
服も、下着を含めて最低限必要なものだけで十分で、ショッピングモールやコロンストリートで安く購入することができる。
留学生にとっては必修となるであろうタンブラー。
暑いということもあるが、6時間から8時間も英語をしゃべりまくるので喉が渇く。ドミトリーや学校にはウォーターサーバーがあるので冷たい水は無料で手に入る。しかし、保冷タンブラーがあればいつでも冷たい水を飲むことができる。日本で使っているものがあれば持っていっても良いが、フィリピンでスターバックスの現地限定品を手に入れるのも楽しみのひとつ。プラスチックタンブラーはかなり安いが、保冷できる写真のようなステンレスタンブラーは日本円でも2000円以上する。それでも日本より安いが、お土産にもなるし実用性も抜群なのでおススメの一品。
セブ市内や空港のスタバではフィリピン限定品やセブ限定品だけではなく、たまにマニラ限定品やダバオ限定品が売られていたりするので見つけたら即購入しないといつの間にかなくなっている。
帰国の際におみやげが多すぎてスーツケースに入らない!というケースはよくあること。
コロンストリートやショッピングモールに行けばキャリーケースや写真のようなボストンがかなり安く手に入る。
このボストンは、肩掛けもできるし、キャリーケースの引き手部分にセットすることができる貫通ポケットがついている。セールで400円ほどで買うことができたのでこういう品もチェックしたい。
日本から持っていきたいちょっとしたもの!
水道管が細くてシャワーの水もチョロチョロのことが多いフィリピン。トイレ事情もまた問題のひとつだ。
トイレットペーパーは自前で用意しなければならないのは以前の記事で紹介したが、洗浄便座などは皆無。
こういうものに慣れてしまった日本人には辛いと思うことがあるかもしれない。仮に思わなくても、洗浄便座があればトイレットペーパーの使用量が節約できるし何よりも清潔で気持ちが良いことは確かだ。
そこで、日本の100均で売っていた写真のセルフ洗浄ノズル。これはペットボトルに水を入れてフタにこれを使用するだけで手動の洗浄便座に早変わり。ノズルは収納できるので部屋においておけばいつでも洗浄便座が使えるという寸法。ただし、水は漏れるので持ち運びには向かない。どうしても外出時や学校に持っていきたい場合は、小さいペットボトルを空にして持っていき、その都度洗面所で水を入れて個室へ持ち込み、使用後はボトルの水を捨てて空にする必要がある。いずれにしても便利な一品だ。
その他買い物のコツ
コーヒーをカフェで毎日飲んでいるとそれなりにお金がかかる。そこで、コンビニで1パック単位で売られているコーヒーミックス。コーヒー、ミルク、砂糖が1パックになったもので、10円から30円程度で買うことができる。ドミトリーのウォーターサーバーは熱いお湯も出るので、冷房に慣れて疲れ切った体に甘くて熱いコーヒーは宿題をするときの活力になるはずだ。
大量に買いたい場合はモールに行けば10パックや30パック単位で購入することができ、その場合の単価は1パックあたり6円から7円になる。
どうしても日本の調味料やインスタント食品が欲しい場合は、モールのインポート(輸入品)コーナーに行けば大抵のものは手に入る。
ただし、輸入品は関税が高いのでそれなりの値段になることは覚悟しておきたい。
日本でおなじみの100均もあるにはあるが、もちろん100円ではなく「88ペソ均」。
170円均一程度の感覚になる。日本で売られているものがそのまま並んでいることもあれば、フィリピン独特の商品が並んでいることもある。見るだけでも楽しいセブでの100均めぐりも楽しみたい。
最後に、英語だと思っていてもまったく通じない買い物や食事の注文用語を幾つか紹介しておく。
ペットボトルやビニール袋は一切通じない。ペットもビニールもすべてプラスチックとなるので、それぞれプラスチックボトル、プラスチックバッグと呼ぶ。
ビタミン剤は発音の問題で通じない。カタカナで書くと「バイタミンズ」で通じるようになる。
アルコールも発音が違う。「アルコホール」と発音すると通じる。
フィリピンではソフトドリンクのうちアイスティーが最もポピュラー。グラスやピッチャーで注文することもできるが、ドリンクバーというものはない。その代わりに「bottomless(ボトムレス)」というシステムがある。メニューにあればボトムレス注文で飲み放題となる。店員がなくなりそうになると注いでくれるのでグラスの底を見ることがないという意味で「ボトムレス」。
ご飯の食べ放題もあり、こちらは「unlimited(アンリミテッド)」という。日本人にはノーリミット(no limit)という方が理解しやすいかもしれないが意味は同じ。しかし、アンリミテッドという単語を使用する。良いと言うまでご飯を盛り続けるので止めなければ大変なことになる。止めるときは「stop」でも良いが「enough」や「when」と言っても良い。ちなみに、whenを使用する場合は言葉遊びでもあるので笑われるかもしれないことを覚悟して使う。これは本来「Say when!」という慣用句的な問いがあるのが前提。意味は「合図してね」ということであって、決して「whenと言ってね」ではない。しかし、その答えにwhenと言ってしまうことなので意図は通じるが、冗談じみた言葉遊びであることは覚えておきたい。
レストランでの会計は基本的にテーブル会計。チェックと言えば伝票を持ってきてくれるのでテーブルで支払う。お釣りはchangeといい、レシートといっしょに持ってきてくれる。
次回は、セブに来たら絶対に食べておきたいセブ料理を紹介する。
※参考記事
【セブに分割留学!】1学期-1 ジャコウネコのフンコーヒーは美味いぞ!
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【セブに分割留学!】1学期-2 試験の結果は予想通りのズタボロ…記者の英語力動画を公開!
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※写真・動画はすべて記者撮影・収録
取材協力:フィリピン政府観光省
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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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