V6・岡田「メンバーとも口をきかなかった」嵐・櫻井「嵐はなくなると思ってた」初サシ飲み全文
12月8日のTBS『櫻井・有吉THE夜会』で、V6・岡田准一と嵐・櫻井翔の初のサシ飲みを放送。アイドルにコンプレックスを抱いていた岡田の過去や、櫻井がキャスターの道を自ら提案したことなどが本人の口から語られた。
1995年8月にジャニーズ事務所に入所した岡田とその2か月後の1995年10月に入所した櫻井。岡田はその年の11月、事務所に入ってわずか3か月でV6としてデビュー。これはジャニーズ事務所でも最速のデビューだ。
岡田が初単独主演を務めた2002年の連続ドラマ『木更津キャッツアイ』の共演をきっかけに、兄弟のように仲良くなったという2人。役名の「ぶっさん」「バンビ」と呼び合う仲で、ドラマが終わって7年が経っても“特別な仲”とコメントする場面もあった。しかし、最近は役名で呼び合っていないことが発覚。現在はビジネス仲良しなのでは? という疑惑から、番組では2人きりのサシ飲みが決行された。
2人の会話をほぼそのままお届けする。
初めてのサシ飲み
リラックスして岡田を待つ櫻井に「(タッキー&翼の)滝沢さんのときとは違いますね」とスタッフが尋ねると、「緊張してたからね、あれは」と衝撃の告白をする櫻井。
以前放送された滝沢・櫻井のサシ飲みの様子はコチラ↓
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https://getnews.jp/archives/1491418[リンク]
ジャニーズJr.時代は大野智(嵐)と滝沢(タッキー&翼)とほぼ同期で、「最初合宿所とかではその3人で仲良かったんだよね」と話す岡田。しかし、岡田のデビューがすぐに決まってしまったため、合宿所も別々になり、あまり話せなくなってしまったと明かした。
櫻井:(岡田と)酒飲むのなんていつぶりだろ? 木更津の打ち上げ以来じゃない?
岡田:みんなうちに来たんだよ。櫻井だけ来れなかったんだよね。
櫻井:……は? 誘われてないし……。
岡田:誘ったよ!(笑) ドラマ終わって映画やるよってなったときに、みんなでうちで観たんだよね。
櫻井:聞いてねーし、それ! 他のメンバーからも一切の情報の漏れがねぇし!
岡田:いや、誘ったよ。
櫻井:一番仲が良い(事務所の)人って誰?
岡田:生田(斗真)と山下(智久)とか。ニノとかもたまに連絡くれたり、大野くんもたまにくれたり。
櫻井:相葉とか松潤とかはないでしょ?
岡田:松潤は「話しをさせて欲しい」って連絡くれたよ。(11年前の)『東京タワー』って映画で共演したから。ちょっと自信がなかったから断ったけど。
櫻井:彼の真っ直ぐさを受け止めきれないっていうのでしょ、わかる、わかる(笑)。
「ぶっさん」「バンビ」お互い呼べなくなった理由
櫻井:今、木更津(キャッツアイ)ってどういう位置づけなんですか? 岡田くんにとって。
岡田:やっぱりもうかけがえのない……木更津(キャッツアイ)があって人生変わったから。
櫻井:うれしいな。僕も実際、木更津(キャッツアイ)がこの仕事楽しいな~って思えるきっかけだったし。なんか遠くへ行っちゃった人じゃないけど、(岡田は)いっぱい作品やってるから。正直「ぶっさん」って呼ぶのが一番呼びやすいけど、なんか木更津のあの思い出に岡田くんを引きずりこみ続けるのが……。
岡田:そんなこと考えてたの!?(笑) でもキャスターとかで道を切り開いていく姿を見て、あ、もう「バンビ」って呼んじゃいけないんだなってこっちは思ったんだよね。
櫻井:そうなんだ。
岡田:そうそう。もうバンビじゃねーなって。
岡田&櫻井:鹿だ!って(笑)。
岡田:懐かしいな~、キャッツ。
櫻井:(視聴率の)数字悪くてね(笑)。あの時って、僕と岡田くんの立場で明らかに違うのは、岡田くんは主演じゃない? やっぱり数字って気になってたんですか?
岡田:やっぱり責任を感じるのが主演だと思うし、自分じゃダメなのか、っていうのはあったかな。受け入れてもらえないというか。
岡田の反抗期 アイドルで最速デビューに「心が追いついていかなかった」
岡田:たまにいるじゃん、天才な人たちってさ。うちのグループで言うと森田くんとか天才肌だと思うんだけど。天才肌の人たちを見て、“俺は普通だ!”っていうのを若い頃にわかっちゃったっていうか。アイドルとしても劣等感しかなくて……。何やっても向いてると思えなくて。すごい言葉悪いけど、アイドルとしての想いってのは自分的にも難しい時期もあって。
櫻井:なんかそんな感じしてた。答えられなかったら答えなくていいですけど、バラエティとか、ちょっと距離を置くみたいなことってあったりする?
岡田:あったあった、若い頃ね。
櫻井:それを他のメンバーはどんな感じだったんですか?
岡田:当時はやっぱり……、何言ってんだって感じだったけどね。うーん、メンバーに迷惑かけたこともたくさんあると思うし、傷つけたこともあるだろうし。反抗期って今は笑って言えるけど、ほんと口きかなかったもんね、メンバーとも。それをやっぱり許してくれたメンバーがいて。
櫻井:岡田くんってジャニーズ入ってからすぐデビューしたでしょ? だから大阪でラグビーやってた男くさいキャラクターだった人が、東京来て、急にこんな羽根のついた衣装着てキャーって言われて、手を振るって、(心が)追いつかなかったんじゃないかなー?って思ってたの。
岡田:そう、追いつかなかったんだよね。
選んだのは俳優 でも「単純に良い仕事をしたい」
岡田:10代の頃って悩むじゃない、自分がどうなのかとか。でも先輩に「俺はバラエティの司会に命かけてるから」ってふとした会話で言われたことがあって。自分で命かけるものって何かな、と思ったら“芝居がやりたい”って思って。でも自信はないじゃない。いくらやっても向いてると思えなくて。でもそういう時に緒形拳さんとか渡哲也さんとか田村正和さんとか、大先輩の方々が「続けなさい!」って、初めて「向いてるよ」って言ってくれたりして。いろいろ心無いこと言うスタッフもいたけど……。
櫻井:例えば?
岡田:あんまりテレビで言うことじゃないけど、やっぱりジャニーズで芝居をやるっていうのは……。
櫻井:……僕もそうだけど、どの仕事してても、アウェーとまではいかないけど、本職の人たちの集まりになんか半端者が顔出してるみたいな、変な意識がやっぱりある。岡田くんが今言ったように、そう思われたくないから、倍と言って良いのかわからないけど、他人よりたくさん取り組まなきゃなーと思ってるんだけど。
岡田:本気で誰よりも真剣にやらないと、認めてもらえない、みたいなのがすごい強かったから。
でも自分で自分のことをまだ認めてないから、これからかな。で、自分がアイドルだろうが俳優だろうが、本当に突き詰めると些細な事で。作品がやっぱり一番大事だと思うんだよね。そこに自分がどう思われたいかとか、どう見えたいかって、くだらない事な感じがしていて。
俳優の仕事だろうとグループの仕事だろうと、単純に言うと良い仕事したいよね。仕事なんだからって言うと変だけど(笑)。
櫻井がキャスターを選んだのは「この世界で生き残るとしたら何かを考えた」結果
岡田:嵐はすごい苦労している事が多かったじゃない?最初5年くらい。それこそ「俺たちダメだ~」みたいなこと言ってたのずっと聞いてたから。
櫻井:ほんとそうだったね(笑)。
岡田:櫻井もずっと考えがあるんだろうなっていうのは話したりして思ってたけど、キャスターやり始めたじゃん。どういう経緯があったの?
櫻井:まぁ岡田くんもさっき言ってたけど、やっぱ……悩むじゃないですか? さっきの岡田くんの話じゃないけど(嵐が)こんなに保つと思ってなかったから。25歳の時にはたぶんもうなくなってるんだろうなーと思ってて。グループも、自分が芸能界にいることも。
この世界で生き残るとしたら何かって考えたんですよね。その時に、バラエティで一緒に仕事をしたアナウンサーが夕方のニュースで独占インタビューをやってたんですよ。考えてみたらうちの事務所にこういうことやってる人いないな、報道っていうと大げさだけど、「そういうこと出来ないですか?」って話を事務所にしに行ったのがたぶんキャッツ終わったくらい、20歳くらいだった気がする……。
僕は中居くんみたいに、太一くんみたいに、井ノ原くんみたいに、数いるタレントさんとか、芸人さんとかをまわすってことは出来ない。だけど、誰かにじっくりインタビューするってことは僕はむしろ好きなんです。多分そういうキャスターって仕事にいくきっかけのひとつだったのかもしれない。
岡田:V6岡田准一は、本当にメンバーに感謝してるよね。なんかメンバーに幸せでいてほしいとか、本当に思えるようになったから。21年いると。
櫻井:それ酔うと松本(潤)が同じこと言いますよ(笑)。
岡田:それだけ俺のこともそうだし、いろんな仕事があったから、共に過ごしてきた時間を大事にできる自分でもいたいし、(メンバーは)なんか本当に素敵な人たちだけどね。
――それぞれが切り開いた新たな道。岡田は2015年に映画『永遠の0』で『日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞』を受賞するまでに成長した。
次回は不仲説を解消した滝沢と櫻井のその後の関係についても放送される。
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