マンガ『ちはやふる』に学ぶ、自分を変えることのできる唯一の方法――大事なことは全部マンガが教えてくれた
©末次由紀 / 講談社
突然ですが、「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?
普通に仕事をしているだけではなかなか気づくことのできなかった考え方など、「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、筆者の独断と偏見で選定、解説までしてしまうこのコーナー。
今回は、「競技かるた」を舞台にしたマンガ『ちはやふる』(©末次由紀 / 講談社)より、チームワークを生み出す方法をご紹介します。
どうすれば自分を変えることができる?
自分のふがいなさを痛感したり、誰かと比べて至らなさを実感したり、仕事をしていると悔しい思いをする場面はたくさんあります。そのたびに「こんな自分を変えたい!」と思い、色々な方法を試すものの、なかなか自分は変わらず、変化の兆しが見えづらいから続けることができない。そうしてまた次の方法を探す、なんていうこと、ありませんか?
自分を変えたいと思ったのなら、方法は一つしかありません。
そんなことを教えてくれる1フレーズがこちら!
子供たちを教えていても
自分を振り返っても思う
根気強く粘り、やり続ける以外に
自分を変える道はない
©末次由紀 / 講談社
全国大会団体戦で連覇を狙う、主人公の千早が所属する瑞沢高校は、困難を乗り越えてついにベスト4にまで辿り着きました。準決勝の相手は、昨年の決勝で戦った富士崎高校。千早たちは熱戦・善戦を繰り広げますが、昨年の雪辱に燃える名門高校に惜しくも敗れてしまいます。結果、決勝は北央高校対富士崎高校の名門対決、千早たちは3位決定戦に回り、かつて千早がかるたを始めるきっかけをくれた新たちと対戦することに。
同時に繰り広げられる、決勝戦と3位決定戦。勝利を手にするために必死に粘り続ける千早の後輩、昨年の敗戦を糧に大きく成長した富士崎のキャプテン、キャプテンながら常に周りのために自分を犠牲にしてきた北央のキャプテン……。
そこにいるのは皆、どんなにきつくても、苦しい思いをしても、かるたを止めずに、粘り続けてきた子たちでした。
そんな彼らを見て、名門富士崎高校の顧問を務める桜沢が言ったのが、上記の言葉です。
自分を変えるためには、自分が変わるまでやること
「自分を変えることのできる唯一の方法」というには、いささか陳腐な結論に思われるかもしれません。ですが、過去に自分を変えることができた人には、納得してもらえる内容ではないでしょうか。
自分を変えたいと思うということは、現状の自分に不満があるということ。つまり、自分を変えようと思うと、その過程で不満に思う自分に何度も出くわすことになります。それはつらく、苦しいことで、目をそむけたくなることです。だから人は、変化が見られないと、すぐに方法を変えようとします。
ですが結局、続けるしかないのです。どんな方法であれ、そんなにすぐに自分を変えることはできません。自分が変わるまで続けられた人が、自分を変えることができるのです。
目標を高くしすぎないようにする
ではどうすれば継続できるのでしょうか。
先述の通り、自分を変えたいと思う人は「なりたい・ありたい自分」と「今の自分」を比べて、そのギャップに苦しみ、なかなか変わらない自分に耐えきれず、別の方法を求めます。そこで大切なのが、いきなり「なりたい自分になれる」とは思わないことです。
最初は「ほんの小さな一歩」くらいでいいと思います。すぐに変化が実感できるレベルの目標に設定しましょう。小さな変化でも、変われたという実感や達成感が、変化に向けた努力のモチベーションになってくれるのではないでしょうか。
>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ監修:リクナビネクストジャーナル編集部
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