マックルモア、自身の薬物依存で苦悩した日々を描く新MV公開
マックルモアが「ドラッグ・ディーラー(Drug Dealer)」のミュージック・ビデオを公開した。ビデオの中で彼は、薬物を乱用していた過去の自分の闘いを回想している。
ジェイソン・クーニック監督による同ミュージック・ビデオは、シャワーに打たれながら浴室にしゃがみ込むマックルモアの姿から始まる。シアトル出身の同ラッパーは、「俺たちは自分の顔が麻痺するような曲で踊る / でも仲間達が灰色になり、鼻から血を吹き出すのを見る / 俺はいなくなっていたかもしれない、30代を迎えずに、あのバスタブのなかで」とヘヴィな内容を歌う。まわりに薬が散らばったマットレスの上で意識を無くしている姿も映し出され、苦悩した時代も再現しているのだ。
また、マックルモアは亡くなっていったミュージック・シーンの大御所にも触れ、「プリンスにマイケルにホイットニー、エイミーにレジャー、そしてピンプ・C / YamsにDJ AM / くそっ、成功したやつらばかりだ」と歌う。ビデオにはフィーチャー・アーティストのAriana Debooも登場し、錠剤の海に埋もれながら歌っている。
今回の「ドラッグ・ディーラー」以外でも、過去の自分に真剣に取り組んできたマックルモア。マックルモア&ライアン・ルイスとしての2ndアルバム『ディス・アンルーリー・メス・アイヴ・メイド』には、薬物の過剰摂取で他界した実存の友人を歌った「ケビン」というエモーショナルな曲を収録している。
「ドラッグ・ディーラー(Drug Dealer)」のミュージック・ビデオは、現在YouTubeで視聴できる。
◎MACKLEMORE – DRUG DEALER (FEAT. ARIANA DEBOO) OFFICIAL MUSIC VIDEO
https://www.youtube.com/watch?v=fYN14UfO-Uc
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