新星『ヱビス#126(ヱビス イチニーロク)』のスムースな飲みやすさを「ヱビスビール」と飲み比べて検証!
明治23年誕生の老舗ビールブランド「ヱビス」。その歴史に裏付けされた本格派の味わいは、今はサッポロビール株式会社の麦芽100%のビールのブランド名として君臨。そしてここに来て製法に一段とこだわりを見せる『ヱビス#126(ヱビス イチニーロク)』が登場した。
ヱビスならではのコクはそのままに、飲みやすく苦味を抑えた!
古き良き時代の”苦い”ビールの伝統を受け継ぐのが「ヱビス」というプレミアムビールブランド。最近のビールはどんどん飲みやすく苦味を抑える方向にシフトして、そもそもビールって苦かったっけ? と思ってしまうが、そんな時は「ヱビスビール」をぜひ飲んでみることをお勧めする。びっくりするほど苦く感じるはずだ。これこそ大人の味という感覚。
そんな中、株式会社セブン&アイ・ホールディングスが投入したのは『ヱビス#126(ヱビス イチニーロク)』(350ml缶・希望小売価格 税抜237円・2016年6月21日発売※セブン&アイグループ限定)。ヱビスならではの深いコクはそのままに、飲みやすさに重点を置いた製品である。一体どんな変化が起きたのか、元の「ヱビスビール」と比べて飲んでみた。
思わず「苦っ」の声が出るほどシャープな味わいの「ヱビスビール」
まずはもともとの「ヱビスビール」を飲んでみよう。スキッとした清涼感さえ感じるビールの香り。大人な雰囲気満点。そしてグビッと一口。おお、苦い! 最近の柔らかな印象のビールに馴れた舌にはすごく苦味を感じる。確かに大昔に飲んだビールって、こんな具合に苦かったような…。
とはいえただ苦いだけじゃない。「麦芽100%」「厳選したホップ」「ヱビス専用酵母使用」「長期熟成」というこだわりの製法で生まれたビールだけに、まさに本格派のごつい大人の美味しさがある。これを心の底から”うまいっ”と唸れたら、かなりの大人。大量には飲めないくらいしっかりとしたクセと味がある。子供だと泣くかもしれないが。
エールビール流行中の現代人の舌に合うスムースな飲み口がスマート!
一方、問題の『ヱビス#126(ヱビス イチニーロク)』である。プルタブを落としてすぐ、マイルドな麦芽の香りとほんの少しの酸味を感じる。グビリと一口飲んで、驚いた。飲みやすい!
もちろんこれは「ヱビスビール」を飲んだ後だから余計にそう感じているだろうことはわかる。酸味を込めた黄金色の液体は、まさにスムースに喉の奥を通っていく。ほんのりとした甘みさえ感じるのは、近年のエールビールなどの苦味の少ないマイルドな味わいのビール傾向にぴったり来る感覚だ。
採用されているのはデュアルスムース製法。エビスのこれまでの特徴に加え、雑味成分を減らす「穀皮分離仕込」と雑味生成を抑制する「穏やかな煮沸システム」の二本柱の技術で、良質な苦味だけを残して渋み・苦味を極力抑えたのだという。
飲み比べてみて、飲めてかっこいいビールと感じたのは圧倒的な存在感の「ヱビスビール」。そうは言っても苦すぎるのはちょっとという軟弱な心は『ヱビス#126(ヱビス イチニーロク)』を選ぶと思った。どちらも捨てがたい。これはもうビール好きなら楽しいので、自分でじっくり味わって検分してもらいたいと思った。それくらいキャラクターの違う2製品なのだ。
『ヱビス#126(ヱビス イチニーロク)』の入手はセブン&アイグループの各店舗か、同グループのネット通販サイト「オムニ7」で可能だ。
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