世界有数の砕氷能力を持つ南極観測船「しらせ」、11日に出港
南極観測船「しらせ」が2011年11月11日、第53次南極地域観測支援活動のため東京港晴海ふ頭から出港する。
「しらせ」は、最新の南極観測船。南極・昭和基地への物資補給、人員派遣など観測や実験のために使用される。南極観測船としては、「宗谷」、「ふじ」、「しらせ」に次いで4代目となる。船名は3代目の「しらせ」を継承した。南極観測船の所管は文部科学省だが、実際の運用は防衛省が担う。防衛省は「しらせ」を砕氷艦と位置づけており、世界有数の砕氷能力を持つ。
文科省によると、乗船するのは65名から編成される第53次南極地域観測隊員。同隊は11月下旬に飛行機で豪州へ渡り、同国のフリーマントルで「しらせ」に乗船。南極の昭和基地に向かう。第53次越冬隊は、現在越冬中の第52次越冬隊と来年2月に業務を交代し、越冬観測を行う。
11月11日のニコニコ生放送の報道番組「南極観測船「しらせ」出港特番! 船内の映像を大公開&越冬隊員が語る南極生活とは!?」では、第50次南極地域観測隊として、実際に「しらせ」に乗船した村上祐資さんと森澤文衛さんが登場。南極の様子や、現地での生活などについて語る。また、番組では「しらせ」出港直前に収録した船内の映像が公開される予定。
南極観測船「しらせ」出港特番! 船内の映像を大公開 & 越冬隊員が語る南極生活とは!?
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(三好尚紀)
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