【ガジェ通秋葉原制覇】冷やしラーメンの決定版!『冷やかけ中華そば』を食す! @『田中そば店』
秋葉原にあるガジェット通信編集部の周辺には、美味しいラーメン屋さんが多くあります。
しかし!
秋葉原という土地柄なのか、比較的コッテリ系なラーメンが主流でして、油に弱くなった中高年の胃には少々刺激が強いのも事実です。
そんな時、この『田中そば店』の洗練されたあっさり風味のスープは、一服の清涼剤になります。
『冷やかけ中華そば』が始まっていた件
店の前は何度も通るのですが、筆者が知らないうちに『冷やかけ中華そば』(850円)みたいな夏らしいラーメンが販売されていました。
さりげなく筆者の嗜好で勝手に始めた”冷やしラーメン特集”の真打ちとも呼べる一品ではないでしょうか?
これは絶対に美味しい予感なので始めから大盛りという選択肢もあるのですが、この後の取材も考えて、とりあえずは“普通盛り”的なデフォルトで食べてみる事にします。
『冷やかけ中華そば』を食す!
整いました。
『田中そば店』は超絶オープンキッチンなので調理している様子も見えるのですが、麺もしっかり水で洗った後に“氷水”で冷やしていたので、コイツはかなり期待出来ますね。
見た目は『田中そば店』のスタンダードメニューである『中華そば』(750円)でして、写真だと冷たいラーメンには見えない予感です。
あと、とにかくスープの透明度が凄いですね。
照明の加減で角度によってはスープが見えないレベルでして、まるで丼の中に麺が浮かんでいるかのような錯覚に陥ります。
このスープのベースが豚骨なのですから、ラーメンの世界は奥が深いですね。
キンキンに冷やされたスープが美味しい件
まずはスープから行ってみましょう。
さすがに冷やしているので熱いラーメンに比べて香りは控え目ですが、レンゲを近づけるとラーメンらしい香りがします。
とは言え、この『田中そば店』の基本となる清湯系の豚骨スープっぽさは控え目に感じますね。ここら辺は流石に熱いラーメンに分があります。
しかし!
一口スープを啜れば、そのチカラ強さに驚かざるを得ません。
見た目、実に薄そうな印象ですが、スープとしての強さと言うか濃さは、かなり高めになっています。
ううむ……。
写真だと角度によっては“無色透明”に見えるくらいの清湯スープに、ここまでのチカラがあるってのが凄いですね。
麺は中太平打ち縮れ麺である!
麺は基本の『中華そば』と同じ物のようですね。
わずかな縮れが入った麺は平打ちになっているので、なかなかスープの運びも良好で御座います。
丼もスープもキンキンに冷やして提供しているので、当然この麺も締まっていてコシ、歯ごたえ共に良好です。
意外とチャーシューも重くない……だと?
冷やしラーメンだと豚肉の脂が固まり、食感が重くなるので“鶏肉”などをチャーシューに使う店も少なくありませんが、この『田中そば店』は普通に豚バラ肉のチャーシューで攻めて来ました。
豚バラ肉は豚肉でも脂の多い部位なので、ちょっと心配だったのですが、実際には煮込んでいる段階で脂が抜けているので、思ったほどのラード感的な重さはありませんでした。
このチャーシューなら冷やしても大丈夫ですね。
それでも若干、浮いた脂が固まるので、そこら辺は薬味でもある“ネギ”を上手く使って対処しましょう。
『冷やかけ中華そば』 総評
とにかく“冷やしラーメン”の決定版と呼べる完成度の『冷やかけ中華そば』でした。
麺、スープ、具材のバランスも良く、丼まで冷やして提供してくるので、暑い夏に期待通りの一杯が愉しめると思います。
凄いところは、特に“冷やしラーメン”向けの大きなアレンジが見当たらないのに、冷やしラーメンとして普通以上に美味しいってのが驚きですね。
ここら辺は基本の『中華そば』の味がしっかりしていて、大きく手を加えなくても冷やしただけで十分に美味しいラーメンになる自信があったのでしょう。
というわけで、今年の夏イチオシの『冷やかけ中華そば』を、是非みなさんも食べてみて下さい。きっと冷やしラーメンに対する考え方が変わると思いますよ。
『田中そば店』秋葉原店
住所:東京都千代田区外神田3-8-3 第1針谷ビル1F
営業時間 11:00~21:00
定休日:年中無休
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