【Chart insight of insight】毎年チャートインは確実! ドリカムが夏に売れる秘密とは?
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7/7にDREAMS COME TRUEのベスト・アルバム『私だけのドリカム』がリリースされ、今週のHot Albumsで2位を記録している。本作は、ちょうど1年前の昨年7月にリリースされた『私のドリカム』に続く第二弾で、前作で漏れていた人気曲に加え、メンバーがセレクトした楽曲で構成されており、ファンならずとも持っておきたいと思える内容になっている。
さすがドリカムだなと思うのは、前作『私のドリカム』が再浮上し、9位を記録していることだ(【表1】)。しかし、再浮上というのは間違っているのかもしれない。売上の推移を見ていると、この1年間ずっと上位に君臨し続けており、もっとも低かった週でも5/9付の32位(青のグラフ)。売上数は言うまでもなく、レンタルの指標となるルックアップ(PCでの読み取り数)にいたっては、20位を下回ったのは2回のみだ(黄色のグラフ)。いかに多くの人々に支持されているのかは、一目瞭然だろう。新作『私だけのドリカム』も同様に長くチャートに残ることが予測される。
新作もロングセラーになるであろうことを裏付ける理由はもうひとつある。Hot100を見てみると、「7月7日、晴れ」が39位にランクインしているからだ(【表2】)。この曲は1996年に同名タイトルの映画主題歌として発表されたが、実は毎年七夕時期になるとラジオでのオンエアを稼いでいる。過去2年を見てみても昨年は41位、一昨年は34位と好成績を残しているし、今年は新作ベストに収められた効果もあって8位まで上昇している(緑のグラフ)。おそらく、これからも毎年この曲はチャートインしてくるだろうし、その度に『私だけのドリカム』も多くのリスナーに手にとられ、チャート上位に浮上してくることだろう。text by 栗本斉
表1:アルバム『私だけのドリカム』のチャート動向
表2:「7月7日、晴れ」チャート動向
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