空前の瞑想ブームの中、真打ち登場!~マガジンハウス担当者の今推し本『心が浄化される瞑想の言葉』
こんにちは、マガジンハウスです。ここのところずっと続いている精神世界ブーム。いわゆるスピリチュアリズムや仏教、禅、ヨーガ、最近だとマインドフルネスなんて横文字のものも出てきました。でも、一体何がどう違うのやら……。今回ご紹介する本はそんなブームの中でも知る人ぞ知る“本物”と噂の方の本。読めば瞑想の真髄がわかるとか。編集を担当したYさんにそのあたり、聞いてみました~。
—―――ヨガをやっている友人に聞いてみたら、みんな「ヨグマタ」さんを知っていて。その世界では本当に有名な方なのですね。ヒマラヤ秘教というものを初めて知りました。
Y 「ご本人の言葉になるのですけど、5000年以上前から師から弟子へと口伝で伝えられてきた秘密の教えがヒマラヤ秘教。その中でもシッダ-マスターという聖者がいるのですけど、現在ヒマラヤから降りて、一般社会にいる二人のシッダーマスターのうちの一人がヨグマタ相川圭子さんなんです」
――――何かの漫画じゃないですけど一子相伝というか、5000年前から口伝えで伝えられてきたなんてスゴイですよね!
Y 「外国人として、しかも女性として史上初のシッダ-マスターということなので、著者の相川圭子さんは「ヨグマタ」と呼ばれ本場インドでもとても有名ですって」
ヨグマタとは「ヨガの母」「瞑想の母」という意味で、インド政府からも公認されている尊称。インドのモディ首相は兄弟弟子のパイロット・ババジの弟子。
――――最近、精神世界のいろんなブームがあるじゃないですか。瞑想は特に人気ですよね。女子がお寺に一人で座禅しに行ったり、企業が研修で瞑想を取り入れたり。ヨグマタさんが主に行うのも瞑想ですが、例えば座禅や巷で人気のマインドフルネスなどと……どう違うのでしょう?
Y 「相川先生によると、何の知識もなく瞑想を一人で行うのは実は危険があるそうです。心の深いところに入っていくので、自分の中の否定的なエネルギーとつながることもあって。無気力になったりずーんと落ち込むこともある。素潜りは誰でもできるけど、本当に深いところまで潜るのは‟ベテランの海女さんやその道のプロ”のような人にしかできないのと同じ。そこを師弟関係に基づいて正しく導いて浄化するのがシッダ-マスターで、ヒマラヤ秘教の特徴であり、本来の瞑想のあり方だそうです」
――――「目をつぶれば瞑想できる」くらいに思っていたので、そんなに簡単な世界じゃないんだなーと読んでいて思いました(汗)。
Y 「私自身も昔、HOW TO本を読んで瞑想をしてみたら変なことになって、バカーンと暗い世界へ行ってしまって。瞑想は危ないところもあるんだってそのとき思いました」
――――本の中にはYさんのヒマラヤ秘教の秘法瞑想の体験記もありますね。実際に受けてみてどうでした?
Y 「『宇宙の真理を体得した』なんて私はとてもとても言えませんけど、体験後にしーんと心が凪いでいるような感覚を感じました。仕事や家事で忙しくなるといつも通りになってしまうこともあります。でも、心が体験前より安定していて。具体的に言うと、子供を叱らなくなりましたね。じんわりと子供を「かわいいなあ」と思うことが増えたのは瞑想の効果なのかな?と感じてます」
――――本当は師について行うのがヒマラヤ秘教の瞑想とのことですが、一人でもできる入門編も紹介されてますね。
Y 「直接相川先生から瞑想法を伝授されるのが本来はいいのですが、物理的な制約もあって誰にでもできるわけでもありません。だから、少しでも体験できるように呼吸法やイメージの仕方などごくシンプルな入門編を作りました。私のオススメは、巻末付録の「心が浄化される瞑想の言葉」を読んでその世界観をまず感じてみること。深い部分へ安全にアクセスできるようになると思います」
瞑想の準備をするプラナディ体操と二つの入門編の瞑想法をヨグマタさんが紹介。
――――個人的には辛酸なめ子さんが直撃した「ヨグマタジの女の人生」が面白かったです(笑)。
Y 「いきなり大聖者になったわけではなくて、日本人の一人の女性としてヨグマタジさんがどうやって生きてきたかを辛酸さんが絶妙のバランス感覚で聞いてくださって。お父様を早くに亡くされたり、ヨガの先生の時代のお話とか、3秒でどこでも寝られるとか、相川先生を既に知っている方が読んでも興味深い読み物になっていると思います」
――――なるほど。Yさん、今日はありがとうございました! Yさんが「シニカルなのは損と思うようになった」と語っていたのが印象的でした。難しく考えず、あ、なんか好きかもと思ったらそのココロに委ねるだけできっと新しい気づきが得られる本ですよ~。
今週の推し本
『心が浄化される瞑想の言葉』
相川 圭子 著 ページ数:84頁
ISBN:9784838751174
定価:980円 (税込)
発売:2016.06.29
ジャンル:自己啓発
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ウェブサイト: http://magazineworld.jp/
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