【元ＮＯ．１ホステス香織社長の恋愛ＣＬＵＢ】結婚願望が、まったく無いんですが・・・。

銀座の高級クラブ「ル・ジャルダン」の元ＮＯ．１ホステスで、現在、株式会社ＴｒｕｅＨｅａｒｔの代表取締役として活躍する甲賀香織さんが、恋愛に関するいろいろな質問に答える「元ＮＯ．１ホステス香織社長の恋愛ＣＬＵＢ」。

≪今回のお悩み≫
こんにちは。僕には付き合って４年になる彼女がいます。彼女は、２９歳。年齢や交際歴からも、そろそろ結婚を意識しています。お互い両親からのプレッシャーも感じています。
ただ、僕は結婚願望がまったくと言っていいほど、ありません。「子供、欲しくないの？」と、周りから言われることもありますが、特に欲しいとは思いません。（誤解しないでいただきたいのですが、僕は子供が嫌いというわけではありません。）彼女のことは、もちろん好きです。一生、一緒にいたいと思っています。でも、今の状態に不満はないし、特に結婚しなくても・・・と、感じています。
おそらく、いろいろな理由で、いつかは彼女と結婚すると思うのですが、僕のこの考えが変わるとは思えません。僕のような考え方のまま結婚しても良いのでしょうか？（３１歳／男性／会社員）

≪香織社長の答え≫
結婚は契約です。
もしも結婚願望のないあなたの彼女が実は結婚を望んでいる（←気を使って言わないだけかもしれないので）のであればあなたは結婚をするべきです。その２つの理由についてご説明します。
ただし、結婚の動機は人それぞれなので、元々結婚願望のある方や、カップルで結婚願望のない方同士であるという方は、今回は対象外です。また、あなたも彼女も結婚を望んではいないけれど、親のプレッシャーが・・・というのであれば、親のための人生ではないですから、従う必要はないように思います。
さて、結婚をするべき理由は、彼女に不誠実だからです。結婚は契約であり、誠意の象徴です。
例えば、
もしもあなたが経営者で、気の合う事業協力企業と出会い、飲み会で腹を割って話したり、日ごろから仲良くしていたところで、「で、いつ契約書に押印していただけます？」「こんなにうまくいってるんだから、いいっしょ。」というやりとりと同義です。
例えば、
契約書に押印がないまま、あなたが依頼している案件ですでに相手が動いている場合、相手方は「この仕事に対して、ちゃんと支払ってくれるだろうか」という不安を抱いているのが普通の心情です。
今のあなたは間違いなく、支払いをすると思っていても、何の保証もない限り、相手はリスクを背負っていることになります。逆に、突然相手は案件の遂行を辞めてしまうかもしれません。その時のその状況では、「絶対」と思っていたことも、意図せず、悪気もなく、状況が変わって当初の約束が果たすことが難しくなることも起こるんです。
そんなときに重要になるのが契約書です。契約には、双方にリスクがあります。昨今は、そのリスクばかりが前面に出ているからこそ、晩婚化や独身率の増加が社会問題となっているように思います。
そんな中だからこそ、進んで責任や義務を背負おうとしてくれる異性（特に男性）が誠実に、魅力的に映るということもあるかもしれません。私がまだ若い頃は、仲良しの友人や大好きな彼氏とは永遠に仲良しでいられるものと信じていました。今でも、人間関係を始める最初はそう信じています。
それでも、本人たちの意図せぬところで、トラブルが起きたり、すれ違いが起きたりして、何でも腹を割って話せたその関係に亀裂が入ってしまうこともあるんです。誰も悪くないかもしれない。ただ、少しのすれ違いが起こっただけ。
あなたは、「一生一緒にいたい」と思った元カノ（元カレ）はどのくらい思い浮かびますか？つまり、現にその方々とは別れているわけです。「一生一緒に・・・」なんて、そうそうあり得るものじゃない。
一方、逆の見方をすれば、結婚をしていないから「一生」、ということが実現できない可能性を高めている。とも言えます。それは、問題が起こった場合に違いが起こります。
結婚後のトラブル対処は、双方解決するべき、という視点で解決策を検討することができます。それは、「結婚は継続するべきである」、という大前提があるからです。結婚という契約があるからこその思考の方向性でお互いが一致できるのです。問題解決の過程で、妥協の必要性があれば、妥協ということで解決を図ることもあります。子供がいたら、その効果は倍増します。
そういう意味で、あなたが我慢するべき機会は圧倒的に増えるかもしれません。しかし、昔の方が「結婚して一人前」とおっしゃっている理由の一つで、忍耐や他者との関わり方、問題解決するための思考回路など、精神の成長に必要な要素がより豊かになるからでしょう。
最後に、、、
結婚せずに事実婚で子供を産み育てる、ということは、現代では“どうってことはない”、という我が家の経験談を追記しておきます。。
さぁ！今すぐ、腹をくくってください！

≪甲賀香織プロフィール≫
１９８０年生まれ。株式会社ＴｒｕｅＨｅａｒｔの代表取締役。青山学院大学卒業。コンサルティング会社を経て、銀座でナンバー１ホステスとなる。現在は、水商売のためのメールアプリ『ＬＥＧＥＮＤ』の企画・販売、「お水大学」の運営、銀座や六本木の店舗への人材紹介などを行う。

株式会社True Heartホームページ：http://true-heart.co.jp/index.html公式ブログ：http://ameblo.jp/trueheart-info/オミズコンシェル：http://omizu-concierge.com/お水大学：http://omizudaigaku.jp/

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