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「僕含め公人にプライバシーない」 雑誌『噂の眞相』元副編集長が語る「野良犬ジャーナリズム」全文(後編)

雑誌は「読まれる記事で数字を取る一方、そのお金でファクトをとる」のが理想

 『噂の眞相』元副編集長の川端幹人氏と、『週刊朝日』元編集長の山口一臣氏の2人を迎えたニコニコ生放送「青木理のニュース現場主義『雑誌ジャーナリズムのチカラ』」(2011年10月10日放送)。番組の後半では川端氏が「公人にプライバシーはない」とスキャンダル雑誌に長年携わった同氏らしい主張をした。実際、川端氏は『噂の眞相』副編集長時代、女性と一緒にいるところを編集部員に撮られ、同誌のサイトに掲載されたこともあるという。

 以下、番組を全文書き起こして紹介する。

・[ニコニコ生放送] 全文書き起こし部分から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv66272093?po=news&ref=news#00:59:53
・検察からジャニーズまで「タブーなし!」 雑誌『噂の眞相』の”野良犬”ジャーナリズム全文(前編)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw133820

■週刊誌編集長の女性関係まで掲載した『噂の眞相』

週刊誌を俯瞰した「週刊誌記者座談会」

青木理(以下、青木): たぶんこれは次のテーマにつながっちゃうんでしょうけど、例えば、さっき言った『週刊現代』でやってこられてた加藤さん。僕みたいな、この業界の人間から見ていると、面白いスクープ、すごいスクープもあれば、何だこれというのももちろんあるんですよ、いろいろあるんだけど。

 でもすごいこのスクープ主義で取材力で、あの時の確か『週刊現代』のキャッチフレーズは「取材力ナンバー1週刊誌」というタイトルだったんですよね。実はあまりそれが売上には結びつかなくて、むしろ今山口さんが仰ったような企画ものだったりとか、何て言うか、長編の読み物だったりとか・・・。

山口一臣(以下、山口): 最近の『ポスト』のセックス特集とかね。

青木: あるいは「お墓はどうやって買うのか」ね。そういう・・・。

山口: ウチもやってましたけど、「老人のセックス」とかね。

青木: 「老人のセックス」とか。そういうのが読まれるような、というかそういうのがどっちかというと売れるというかというところも実際あるなという気はするんですね。

山口: ある、ありますね、はい。

青木: だからそれは・・・。

山口: だからそういうところで数字を作りながら、何て言うのかな、売上を伸ばして、稼いだお金で実はそういうファクトを取ってくるという取材をしたいなというのは理想的だと思うんですけどね。なかなか上手くいかないですよね。

青木: せっかくだから、ちょっと何か質問ありますか。

杉浦加奈(以下、杉浦): そうですね。いろいろな雑誌がありますけど、スタンスの違いがあるから、読者がそのリテラシーじゃないですけど、そういうものを理解していないと、選んだりということができないじゃないですか。なのでリテラシーの違いを記載したような雑誌が欲しいと思いました。

青木: この週刊誌はこういう趣旨で・・・。

杉浦: はい、それすごい欲しいなと思いました。

青木: それがね、この『噂の眞相』だったんですよ。『噂の眞相』の毎号・・・。

杉浦: 「週刊誌記者座談会」と、こういう形。

青木: そう。「週刊誌記者座談会」というのがあって、これは岡留さんは最後まで、実際にこの座談会が開かれているという風に僕には言い張っていたんだけど、実は全部あれ川端さんが書いてたんでしょう?

杉浦: ちょっと『噂の眞相』を見たい。

川端幹人(以下、川端): いやいや、アンカーは僕がやっていましたけど。

青木: これこれ、これですね。

杉浦: これなんですね。

川端: 「個別に」開いていましたよ。

青木: すごく面白かったんですね。これを読むと、毎月1回読むと、だいたいその月の週刊誌がどんな風なことで動いていて、売上が伸びたとか落ちたとか、この週刊誌はこんなスクープをやったけど、実は裏側がこんなことだということをね。

杉浦: 今そういうものはないですよね。

山口: 本当ね、僕が編集長をやっている時にこれがなくて本当に良かったですよ。どうも何とかの編集長は最近どこに出没してるみたいなのとか、そういうのがいっぱい書いてありますからね。

青木: だって僕はこれ本当に仁義ないなと思ったけど、週刊誌の編集長の女性関係とか写真を撮ったりとかして、載っけてましたものね。

川端: それは普通。

青木: 自分たちがやっているんだから、やられて当然だろうというのが「『噂の眞相』イズム」だったんだろうけど、これはすごいなと。

川端: しかも山口さんのこととかもね、書いてたもんね。

山口: 書いてたっけ。

川端: うん、ねえ。

山口: ああ、書いてたね。

青木: 何書いてたんですか?

川端: いや、左遷された時とかさ。

山口: そうそうそう。

青木: だからこういう雑誌があったんですよ。今確かに、杉浦さん仰る通り、あまりそういうのはないんですよね。だからその辺川端さんとか、ネットとかでね・・・。

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