【米ビルボード・アルバム・チャート】ドレイクの『ヴューズ』が通算3週目の首位を獲得。メーガン・トレイナーは初登場3位に

【米ビルボード・アルバム・チャート】ドレイクの『ヴューズ』が通算3週目の首位を獲得。メーガン・トレイナーは初登場3位に

 登場3週目にして、24万枚の週間セールスを獲得したドレイクの『ヴューズ』。すでにミリオンを突破している本作だが、ヒットの要因として、ソング・チャートに収録タイトル全曲がランクインする快挙を達成したことが上げられる。今週の総合売上は24万枚だが、実質上のアルバム・セールス(ダウンロード数)は10万枚を下回り、残りの14万枚は、アルバムに収録されているそれぞれのポイント(ストリーミング数、デジタルセールス)によるものだ。

 3位に初登場したのは、メーガン・トレイナーの2ndアルバム『サンキュー』。日本でも大ヒットした「オール・アバウト・ザット・ベース」含むデビュー作『タイトル』(2014年)以来、1年半ぶりとなる新作で、アルバムからは「NO」がソング・チャートでTOP3入りを果たしている。初動枚数は、その「NO」や新曲「ミー・トゥー」の各ポイントを含め、107,000枚を獲得した。

 4位には、ハード・ロック・バンド、ピアス・ザ・ヴェイルの4年ぶり、通算4枚目のスタジオ・アルバム『Misadventures』が初登場。ピアス・ザ・ヴェイルにとっては、自身初のTOP10入りで、週間セールスは5万枚を突破した。

 続いて、8位にはチャンス・ザ・ラッパーの3作目となるミックステープ『カラーリング・ブック』が初登場した。5月13日にアップル・ミュージックの独占でリリースされた本作、ほぼストリーミング・ポイントのみで4万枚近いセールスを獲得し、チャンス・ザ・ラッパーにとって初のTOP10入りとなった。本作にも参加しているカニエ・ウェストの『ザ・ライフ・オブ・パブロ』もそうだったが、ラッパーたちの発売形態として、こういった「独占」によるストリーミングで稼ぐアーティストが増えてきている。

 10位には、カントリー・シンガーのジェニファー・ネトルズがランクイン。彼女がメンバーとして活躍するシュガーランドとしては、4作のTOP10アルバムを輩出していて、ソロ・アルバムとしては、2014年リリースした、デビュー作『ザ・ガール』(最高位5位)に続く、2作連続のTOP10入りを果たしている。

 続いて11位には、“トロピカル・ハウス”の第一人者、カイゴのデビュー・アルバム『クラウド・ナイン』が初登場。リアーナやエド・シーラン、ザ・ウィークエンドなどの楽曲も手掛けるカイゴの、ソロ・プロジェクト初となる本作には、ジョン・レジェンドや、フォクシーズ、ラビリンスなどの人気シンガーが参加している。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、25日22時以降となります。

◎【Hot200】トップ10
1位『ヴューズ』ドレイク
2位『レモネード』ビヨンセ
3位『サンキュー』メーガン・トレイナー
4位『ミスアドベンチャーズ』ピアス・ザ・ヴェイル
5位『アンチ』リアーナ
6位『リップコード』キース・アーバン
7位『ザ・ベリー・ベスト・オブ・プリンス』プリンス
8位『カラーリング・ブック』チャンス・ザ・ラッパー
9位『ア・ムーン・シェイプト・プール』レディオヘッド
10位『プレイング・ウィズ・ファイア』ジェニファー・ネトルズ

関連記事リンク(外部サイト)

Billboard Hot 100 全米ソングチャート
The Billboard 200 全米アルバムチャート
【米ビルボード・アルバム・チャート】ドレイクVSビヨンセVSレディオヘッド、チャートを制したのは?

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 【米ビルボード・アルバム・チャート】ドレイクの『ヴューズ』が通算3週目の首位を獲得。メーガン・トレイナーは初登場3位に

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。