タイの世界遺産、スコータイ遺跡で微笑む仏像に会いにいこう

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タイの世界遺産、スコータイ遺跡で微笑む仏像に会いにいこう

タイ北部の古都・スコータイに残る遺跡は、「スコータイ歴史公園」として世界遺産に登録されています。数百年もの時を経て微笑みをたたえ続ける仏像たちの姿がそこにはあります。

さぁ、あなたも「幸福の夜明け」を感じる旅に出かけませんか?

タイ最初の王国・スコータイ

タイの世界遺産、スコータイ遺跡で微笑む仏像に会いにいこう

「幸福の夜明け」を意味するスコータイ。この地域は、かつてクメール王朝(現カンボジア)の支配下にありましたが、タイ軍がクメール人を追放し、1238年に都をおきました。

初代スコータイ王の息子であるラムカムヘーン大王はクメール文字を改良し、タイ文字を生み出しました。1283年に考案されたアルファベットは、現在使われているタイ文字と基本的に同じものです。

ラムカムヘーン大王は宗教と文化の振興にも力を入れ、大王の時代にスリランカから伝来した上座部仏教が国民のあいだに広く普及しました。スコータイ王朝はまさに、現代のタイの基礎を築いた王朝といえるのです。ところが、南で勢力を伸ばしていたアユタヤの属国となり、1365年にその歴史に幕を下ろしました。

スコータイの周り方

タイの世界遺産、スコータイ遺跡で微笑む仏像に会いにいこう

総面積約70平方キロメートルの広大な敷地をもつスコータイ歴史公園。城壁に囲まれた公園内には大小200以上の遺跡が時を超えてたたずんでいます。

広い範囲に点在する歴史公園を徒歩で回るのはほぼ不可能。歴史公園入口付近にレンタサイクルショップがあるので、自転車を借りて回るのがおすすめです。歴史公園内は車の通行もきわめて少なく、道路も驚くほどキレイに整備されているので、快適なサイクリングが楽しめます。

美形の仏像たち

タイの世界遺産、スコータイ遺跡で微笑む仏像に会いにいこう

スコータイ時代の仏像は独特のスタイルから「スコータイ様式」と呼ばれています。頭頂部の光輪、小さくカールした髪、弓形の眉、細長い鼻、優しく微笑んだ表情、スリムな体型などがその特徴。

スコータイは、優美な印象を与える洗練された「美形」の仏像ぞろいといえます。それぞれの遺跡を回るときにはタイの他の街や日本の仏像との違いを意識してみるとスコータイ観光がもっと楽しくなるはずです。

ワット・マハタート

タイの世界遺産、スコータイ遺跡で微笑む仏像に会いにいこう

城壁内のほぼ中央にある、スコータイで最も重要とされる王室寺院の遺跡。クメール王朝の影響を残しつつ、スリランカ様式を取り入れた仏塔が点在しており、二列に並んだ柱の奥には巨大な座仏が安置されています。仏塔の数は185にも及び、スコータイで最も規模の大きい見ごたえある遺跡です。

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ワット・スィー・チュム

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周囲を壁に囲まれた空間に鎮座するのは高さ15メートルの座像。この仏像は「恐れない者」という意味の「プラ・アチャナ」と呼ばれています。威厳と優しさをあわせもった独特のたたずまいは圧巻の存在感。

タイの世界遺産、スコータイ遺跡で微笑む仏像に会いにいこう

ぜひ色々な角度から、迫力満点の仏像を見つめてみましょう。仏像と目を合わせると、厳しくもあたたかいまなざしに包み込まれているような感覚になりますよ。

ワット・スィー・サワイ

タイの世界遺産、スコータイ遺跡で微笑む仏像に会いにいこう

赤土の壁で囲まれた3つの塔堂をもつ寺院遺跡。もともとヒンドゥー寺院として建てられ、のちに仏教寺院となったもので、ヒンドゥー様式の塔堂がその歴史を物語っています。

街はずれの守られた空間に点在するスコータイ遺跡は、まるで歴史が静かに語りかけてくるよう。その荘厳なたたずまいをじっくりと味わってみてください。

タイの世界遺産、スコータイ遺跡で微笑む仏像に会いにいこう

[タイ国政府観光庁]
[All photos by Shutterstock.com]

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