【炎上】ラーメン店「上弦の月」の新店主がなりすまし騒動で謝罪 / 修行1か月の新店主にラーメンファン激怒「手口がずるい!」

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こってり系のラーメンやメン料理と言えば「裏サブロン」や「ラーメン二郎」が人気だが、皆さんはどんなラーメンがお好きだろうか?

かつて日本テレビの番組「列島最新!国民が選ぶ美味しいラーメン屋さんベスト77」で第4位に輝き、大ブレイクしたラーメン屋をご存知だろうか。 東京都大田区のラーメン屋「上弦の月」である。ラーメンに使用している鶏白湯醤油スープが脚光を浴び、日本全国から多くのファンが訪れる人気店となった。

・女将さんの人柄があまりにも素晴らしい
この店は、接客や調理を女将さんがおこない、ラーメンの開発(つまり裏方)を旦那さんががおこなっていた。ラーメンが美味しいのはもちろんのこと、女将さんの人柄があまりにも素晴らしく、多くのファンが「癒やされる接客」と絶賛していたほどである。そんな「上弦の月」で、とんでもないトラブルが発生していた。

・ホームページの内容に問題
「上弦の月」は2015年に移転の告知をし、2016年4月8日に新住所でオープンした。その間「上弦の月」の公式ホームページが公開され、多くの人たちが目にしていたのだが、その内容に問題があったのだ。

・女将さんになりすましてホームページを書いていた
ホームページを見てみると、あたかも女将さんが新店舗も継続して経営していくような流れで書かれていたのだが、実は新店舗の店主が「女将さんに成りすましてポーページを書いていた」のである。新店舗は、旧店舗で働いていた女将さんも旦那さんもスタッフも無関係で、まったくの別人が経営なのである。以下は、新店舗の店主による謝罪文である。

・新店舗の店主のコメント
「私は、共通の知人の紹介によりこの度二代目新店主として上弦の月を継承する事になりました佐久間浩二と申します。私が作成しているホームページ立ち上げ日に私の自己紹介を全くせず3月中旬まで約3カ月間、あたかも初代旧店主の山口和歌子様に成済ました内容、文章になってしまった事、3月中旬以降もまるで山口和歌子様、初代スタッフの方が店舗移転した様な内容、文章になってしまった事について御覧になられた皆様方、送信して頂いた皆様方、初代旧店主山口和歌子様、初代旧スタッフの方に多大なる御迷惑と誤解を与えてしまい本当に申し訳御座いませんでした。心より深く謝罪させて頂きます。事実として心から申し上げますと今回の店舗移転に旧店主山口和歌子様、旧スタッフの方は新店舗には参加致しません。新店舗は私、新店主佐久間浩二以下新スタッフ体制であり、新店です。私、佐久間浩二は山口和歌子様とは全く面識がなく一切無関係です。旧スタッフの方とは共通の知人の紹介により知り合いました。ラーメン修行経験はオープン直前1カ月間、上弦の月より教えて頂きました。自宅での本格的なラーメン試作などの経験はありません。味覚修行である食べ歩き修業は20軒程度です」

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・批判の嵐
上記の謝罪文、新店主がやってしまったことが許されるわけではないが、まったく言い訳は書かれておらず、潔い謝罪内容といえるだろう(新店主の開き直りと感じている人も多くいるのは事実だが)。しかし、多くのラーメンファンが「ラーメン修行は1か月だけ」「自宅でのラーメン試作したことない」「食べ歩き修行は20軒だけ」という点に衝撃を受けた。

ラーメン二郎を1日3食3日間も食べ続けた猛者は「食べ歩き修行が20軒だけ!?」と憤慨していた。それで美味しかったら文句はないのだが、味に対して批判の嵐。実際に食べた人たちからは以下のような声が出ている。

・実際に食べた人たちのインターネット上の声
「店主がかわる前のラーメンのほうがよかったな」
「普通の家系ラーメンになってて悲しかった。前の上弦をもう一度食べたかった」
「乱暴な言い方だけど、屋号引継ぎ詐欺」
「元の上弦の月今まで食べたラーメンの中で間違いなく最高と言えたのにこんなことになって悲しさしかないっす」
「店主が替わり、提供されるラーメンも以前とは別。粘度が高い鶏白湯スープに開化楼の太麺」
「上弦の月らーめん移転後初です。鶏の甘味ある脂でスープウマー。海苔の香りがイイです」
「かつてのジャンキーさは薄れた気がするけどやっぱりうめえなあ」
「ただ一言、上弦の月と名乗って欲しくない」
「元祖の上弦の月とは別物だ。ありゃ上弦の月じゃない」
「味が全く違う。そして、食べログには公式ホームページとして書かれている。手口がずるい!」
「本来の鳥白湯の味も復活と期待したが劣化もいいとこだしHP見たらあぁ、って感じ」
「並んでようやく食べた一杯が全くの別物でした。本当残念でならない」
「普通のラーメン屋になっちゃった感は否めないよなぁ 悲しいね」
「店員も味も変わってしまってて、お勧めできません」

・著名人も味の違いを語る
ラーメン官僚として定評のある田中一明さんは、自身の公式Twitterで「上弦の月と言えば、蒲田を代表する名店のひとつだが、今般店主が替わり、提供されるラーメンも以前とは別」とコメントしている。味の良し悪しに関しては触れていない。

鶏白湯醤油らーめん上弦の月@蒲田にて、鶏白湯醤油らーめん。今月8日にリニューアルオープン。「上弦の月」と言えば、蒲田を代表する名店のひとつだが、今般店主が替わり、提供されるラーメンも以前とは別。粘度が高い鶏白湯スープに開化楼の太麺。 pic.twitter.com/YbtmKtU6Me

— かずあっきぃ《自称・超ラーメンフリーク》 (@kazutan0264) April 14, 2016

・みんなが求めた「旧店舗の味」ではない
実際に食べた人たちの声をまとめると「まずくはないが普通のラーメンになってしまった」「旧店舗のラーメンとは別物だから「上弦の月」とは名乗ってほしくない」といったところか。

新店舗のスープは、旧店舗のスープに手を加えたものを使用しているので、ラーメン屋のクオリティとしてベースアップされているのは間違いない。しかし「旧店舗の味」ではないのだ。

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・オペレーションは最悪
実際に「上弦の月」に出向いてみた。店舗には長蛇の行列はできていないものの、常に8~9割ほどの席が埋まっており、店員は新店主を含めて3~4人といったところ。新店主は寡黙なタイプで、店員はハキハキした若者たち。しかしオペレーションがうまくいっていないのか、食券を渡してからラーメンが出てくまで20分以上かかった。

・新店主に真相を聞いてみた
確かに、このラーメンは旧店舗の味ではないし、見た目も大きく違うし、量も違うように感じられる。しかしまずいわけではなく、インターネットの声にもあったように「普通の家系ラーメン」だと感じた。やや塩分が強いのが気になったが、まずくはない。

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・新店主に真相を聞いてみた
じつはひとつ、腑に落ちない疑問があった。新店主は謝罪文の中で女将さんとの関係に対して「全く面識がなく一切無関係です」とコメントしているが、ラーメンのノウハウは「上弦の月より教えてもらった」と書いてあった。女将さんから教えてもらってないならば、誰からラーメンの技術を教わり、スープを伝授してもらったのだろうか?

食べ終えた際、新店主に「女将さんの旦那さんからスープを受け継いだんですか?」と聞いてみた。すると「あぁ……、えぇ、そうですね。はい……」との返答。結局、よくわからなかった。

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