【CEATEC JAPAN 2011】高速充電や線量計　ジャケットを装着して機能を追加するドコモのスマートフォン

10月5日から8日にかけて千葉・幕張メッセで開催される家電・ITの国内最大の見本市『CEATEC JAPAN 2010』。NTTドコモは、Androidスマートフォンに装着するジャケットでさまざまな機能追加を実現するコンセプトを参考出展しています。

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『超速（ちょうはや）充電バッテリ』は、10分でフル充電が可能なバッテリージャケット。スマートフォンに充電したジャケットを取り付けて外出し、スマートフォンの電池がなくなったらジャケットから本体を充電する用途を想定しています。外付けバッテリーがジャケットの形状になったようなコンセプトですが、10分で充電が完了するのは魅力的。

NECと共同で開発した3種類の『着せ替えセンサジャケット』も出展されています。『放射線センサジャケット』は、スマートフォンに取り付けて放射線線量計として利用できるジャケット。2～3分の測定でその場所の線量当量率（マイクロSv/h）を表示できます。

計測値は履歴を残したり、位置情報と合わせてマップ上に表示することも可能。『Twitter』で結果を共有する機能なども検討しているそうです。

『体脂肪計ジャケット』は、電極が4か所に取り付けられたジャケットを握ることで体脂肪が計測できるジャケット。計測値をグラフ表示して体重管理に利用したり、サーバーにデータを送信して医療機関での診断に利用する用途を検討しています。

『口臭/UVチェッカージャケット』は、紫外線やエチケットを気にする女性向けのジャケット。UVセンサーで屋外の紫外線量をチェックできるほか、口臭の度合い、呼気中のアルコールをチェックすることができます。

同様に呼気を計測するセンサーを採用した展示が『呼気計測によるダイエット支援』。こちらはセンサ部分が独立した装置になっていますが、将来的にはジャケットサイズにしてふだんから持ち歩けるようにしたいとのこと。体脂肪が分解される際、呼気に放出されるアセトンを計測して、ダイエットに役立ててもらうというもの。空腹な状態は、食事でとった糖の分解から体脂肪の分解が始まっています。アセトン量をチェックしてただしいタイミングで食事をとるのに役立てるほか、運動後のアセトン量から適正な運動強度や運動量をアドバイスする機能の提供を想定しています。

スマートフォン本体にいろいろ機能を詰め込むのではなく、ユーザーが用途に応じて気軽に機能を追加していけるのは面白い試み。今後はスマートフォンにこのような周辺機器が充実していくのがトレンドになるかもしれません。