迫りくる恐怖…津波をVRで体験!愛知工科大学の研究室がYouTubeに動画を公開

・HMDを使って、VRで津波を体験
バーチャルリアリティ(VR)やAugmented Reality(AR、拡張現実)の技術を研究している愛知工科大学の板宮朋基氏らのチームでは、バーチャルリアリティを活用した動画を制作し、自然災害へ備えるため、人々の意識啓蒙を促す試みに取り組んでいる。
ユーザーは「Oculus Rift」「Gear VR」「Google Cardboard」などのヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着し、360度対応VRの津波シミュレーターとして、津波災害を擬似体験できる。
・複数の状況を想定

そのうちの1つは、車の運転中に津波に遭遇してしまうシチュエーション。道路を走行していると水に囲まれ、車中に水が浸水し始め、ついには車が水に浮いて流されていくという体験。
他の1つは、都会の街中に立っている人が、浸水してくる水に巻き込まれ、あっという間に膝まで水位が上昇し、水に流されてしまう、という状況を再現している。
・自然災害に備えるため、人々の意識啓蒙に

津波の恐ろしさを胸に刻み、いざというときにパニックにならず、冷静に対処できるよう、普段からイメージトレーニング、避難経路のシミュレーションをおこなっておくことも、大切な“避難訓練”といえそうだ。

ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。