【米ビルボード・アルバム・チャート】16万枚の初動枚数を獲得し、ゼインが堂々のNo.1デビュー
元1Dのゼイン・マリクのデビュー・アルバム『マインド・オブ・マイン』が堂々の首位デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
1月29日にリリースした「ピロウトーク」(今週4位)がNo.1を獲得し、華々しいデビューを飾ったゼイン。シングルの大ヒットを受けて、ソロとしては初のアルバムとなる本作『マインド・オブ・マイン』も、およそ16万枚の初動枚数を獲得し、首位デビューを果たした。アメリカのみならず、UKやオーストラリア、ニュージーランド他主要国でも首位デビューを果たし、絶好調。アルバムからの2ndシングル「ライク・アイ・ウッド」も上昇中で、公式ビデオがリリースされれば、2曲目のTOP10入りも期待できそうだ。
ラッパー、リル・ウェインのヒット作『カーターIII』(2008年)に酷似しているとの声も挙がったり、顔に入れたタトゥーをインスタグラムにアップするなど、リリース前から話題豊富だったアルバム『マインド・オブ・マイン』。その内容はヒップホップやR&Bを中心に、レゲエ・テイストやダブ、ロック調のナンバーもあり、ゼインの温めていた才能が一気に開花したことが伺える。ワン・ダイレクションの作品と比べると、1Dファンにはやや違和感を覚えるかもしれないが、これがゼインのやりたかったことだとよく解る仕上がりになっている。
2位にはメンフィス出身のR&Bシンガー、K.ミシェルの3rdアルバム『モア・イシューズ・ザン・ヴォーグ』が初登場。2014年末にリリースされた2ndアルバム以来およそ1年半ぶりの新作で、デビュー作から3作連続のTOP10入り、R&Bチャートでは、3作連続の首位獲得を果たした。ゲストにはジェイソン・デルーロやヨー・ガッティといった人気アーティストが参加し、ビヨンセ等を手掛けるブラック・エルヴィスや、Tペイン等が楽曲を手掛けている。シングル・ヒットがないにもかかわらず、アルバムが常に上位にランクインするというのは、昨今のチャートでは異例。彼女の人気とアルバムのクオリティが伺える結果だ。
ヤング・サグの新作『スライム・シーズン3』は7位に初登場。ミックス・テープ扱いではあるが、ソング・チャート、アルバム・チャート含め、TOP10入りを果たしたのは、本作が初となる。メタルバンドのアスキング・アレクサンドリアの新作『ザ・ブラック』は9位に初登場。2013年夏リリースの3rdアルバムからおよそ3年ぶりとなる新作で、2ndアルバムから3作連続のTOP10入りを果たしている。
TOP10以下では、12位にジョー・ボナマッサの新作『ブルース・オブ・デスパレイション』が初登場。前作で初のTOP10入りを果たしたが、2作連続でのランクインとはならなかった。15位には、ソウル・シンガーのアンソニー・ハミルトン、2年ぶり、9作目となるスタジオ・アルバム『ホワット・アイム・フィーリング』がデビュー。5枚目のスタジオ・アルバム『バック・トゥ・ラブ』(2011年12位)に次ぐ高順位でのデビューで、その内容もすばらしく、メディアから絶賛されている。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、6日22時以降となります。
◎【Hot200】トップ10
1位『マインド・オブ・マイン』ゼイン
2位『モア・イシューズ・ザン・ヴォーグ』K.ミシェル
3位『アンチ』リアーナ
4位『パーパス』ジャスティン・ビーバー
5位『25』アデル
6位『ブラーリーフェイス』トウェンティ・ワン・パイロッツ
7位『スライム・シーズン3』ヤング・サグ
8位『トラヴェラー』クリス・ステイプルトン
9位『ザ・ブラック』アスキング・アレクサンドリア
10位『ビューティー・ビハインド・ザ・マッドネス』ザ・ウィークエンド
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国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!
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